最近SNS見すぎかなと思ってちょっと断ってたんだけど(5時間だけww)
ちょっと見ないだけで、今までかなりの情報を脳に取り込んでいたんだな~と実感しますね。
5時間ぶりに見たXのタイムラインには、
膨大な量の最新ニュースや番宣、新商品の広告、キャンペーンのお知らせ、誰かのつぶやきが表示されました。
そのすべてが俺に必要な情報というわけではないのに、
チラッと見ただけでも脳内に収納されてしまいます。
これじゃ大切なことがなかなか覚えられないわけだわ。
昔は調べものするっていったら辞書とか百科事典しかなかったけど、それが脳には一番良かったのかもね。
自分が知りたい情報だけを読むことができるし、
関連する情報を芋づる式に見つけることもできます。
SNSも関連情報が出てくるけど、
閲覧した投稿内容のデータが集約され、自分の興味や趣味趣向、価値観の傾向が同じものしか表示されなくなってしまうというデメリットがあります。
それが偏った思想を持つことにつながり、
過激な投稿を増やす原因になっているのでは?
フラットにさまざまな角度からの情報・意見が表示されるのではなく、自分と同じ意見しか出てこないっていうのは…
簡単に言えば、思い込みを強くさせてしまうというわけですね。
みんなで誰か一人を叩いたり、誰かの一言が炎上したりするのは、
結局同じ意見を持つ人を大量に集めてしまうからだと俺は思います。
リアルな世界だったら、必ず「そうかな?私はそうは思わないけど」って人が必ずいるはずだし、
異なる意見はいくらでも出てくるでしょう。
だからケンカになるというより、「違う意見が出てきて当然だよね」という雰囲気になりやすい。
でもSNSは同じような投稿をひたすら読んだあとで、
これまでの流れとは全く違う、ある意味「空気の読めない」意見がポッと出てくるんですよね。
例えば家事をしない夫の愚痴を暴露する妻のつぶやきがあったとして、これを真剣に見ていると、別の夫嫌いアカウントの投稿も出てくるようになります。
同じような「ダメ夫を持つ妻」の投稿がタイムラインを占領するようになったら、もうその人は自分の夫のことも嫌いになるでしょうね。
私もうちの夫の悪いところを探さなきゃ!
あいつに怒ったり、泣かされたりしたことがあったはず…
と、過去の記憶をほじくり出してエピソードを盛り、
共感する投稿にコメントするようになります。
「うちの夫もそうなんです!実は…」って。
そんな流れができあがっていくなか、
「私は夫が大好きです♪いつもお姫さま扱いしてくれるの
」というコメントが表示されたら…
日本人妻は夫嫌いの人が圧倒的に多いと思うので(笑)、
そのダーリン大好き脳内お花畑ワイフは叩かれまくるでしょうね…
だからSNSって怖い。
新聞や雑誌もある程度、個人の主観が入ってしまうことはあると思いますが、
SNSのように誰でも発信できるわけではないし、
その見解に至った理由や根拠が必要です。
でもSNSは「という話を聞いたことがある(ような)」とか、
「誰かがこう言ってた」とか、
「きっとそういうやつなんだよ」とか、
不確かな情報をいくらでも発信して良いと勘違いしている人が多いのです。
SNSにはどんな人も発信できる自由さがあるけど、
正確な情報でなければ気軽に発言するべきでないと思います。
不確かなことだったら、
「だと、私は思う」くらい書いてくれって。
全然知識もないのに、専門家気取りのアカウントが結構あるんだよね。
まあ、俺も偉そうに「web3.0はこうなるだろう!」とか語っちゃうときあるけど(笑)
やっぱり読む側が「嘘かもしれない」「間違っている情報かもしれない」と疑うことを忘れてはいけませんね。
そして情報を頭に入れ過ぎないこと!
ただ流し読みしているだけでも、脳は必死に情報を読み取ろうとするらしいので、SNSの使いすぎには要注意です。
たまには図書館に行って、
絵や写真だけの本を見るのも良いかもね。