ミームコインといえば、犬をモチーフにした通称「犬コイン」が人気ですよね。
DOGEを始め、柴犬コイン(SHIB)や秋田犬コイン(AKITA)、紀州犬コイン(KISHU)まであります。
犬コインは価格が爆上がりすることもあり、
一晩で億り人になれる可能性も!
裏を返せば、大暴落して一文無しになるリスクもあります。
犬コインは利大損大のギャンブルトークンと言えるでしょう。
草コインに注目している人も多いですが、
犬コインの場合は将来性が計りづらく、詐欺プロジェクトも多いため注意が必要です。
最近バイナンスがソラナ系の犬コインを取り扱い開始すると発表しましたが、
大手取引所に上場されたからといって安心ではありません。
今回は、そのソラナ系犬コインを例に、
犬コインの将来性について考えてみましょう。
Dogwifhat(WIF)とは?
ソラナのブロックチェーンを基盤に発行されるミームコイン、Dogwifhat(ドッグウィフハット)。
毛糸の帽子をかぶった犬(柴犬?)がモチーフで、取引単位はWIFです。
2024年1月18日に、バイナンス先物取引サービスで取り扱い開始が発表されました。
その直後から価格が急上昇し、24時間で26%以上高値をつけています。
現物取引が始まったのは3月5日で、
BTCやUSDT、TRYなどで取引可能です。
バイナンスでは、ボラティリティが大きくリスクも大きいトークンに「シードタグ」を適用していますが、
WIFもその一つです。
仮想通貨素人が手を出すと、ワンちゃんに手を噛まれてしまうかも!?
投資を決める前に、どんなトークンなのかしっかり調べておきましょう。
WIFの価格が上昇している理由は?
WIFはコミュニティの運営やゲームの構築などを目的として発行されました。
トークンの保有者はコミュニティに参加し、ゲームで遊んだり投票に参加したりできます。
ミームコインは愛好者の交流を円滑にする意味があり、
ただ持っているだけで話のネタになる、またはオリジナルグッズ(NFTなど)と交換できるというメリットも。
WIFの場合、今最も注目されているソラナから発行されているということもあって、
トレンド的な盛り上がりを見せています。
現在の価格は、ソラナへの期待値がもたらしたものだと考えられるでしょう。
WIF単体で人気を獲得しているとか、魅力的な使い道があるとは言い切れないところがあります。
同じくソラナ系の犬コインとしてデビューしたBONKも、30日間で700%以上の上昇率を見せたとか。
WIFは第2のBONKになるという声も多く、
ソラナ×犬というだけで、ここまで話題になったのだと思います。
バイナンスに上場されたことも、
トークンに対する信頼性の証として受け入れられたのでしょう。
ただし現在の価格がWIFの本当の価値に見合ったものであるかは不明で、一時的なブームである可能性もあります。
試しに投資してみようかなという方は、少量ずつ買い足していくことをおすすめします…!
いきなりどーんと買ってしまうと、
大暴落した時のショックもデカいですからね(^_^;)
WIFはマイニングができる?
ある仮想通貨情報サイトに、「WIFはマイニングによってトランザクションが生成される」と書かれていました。
つまり、マイニングによって報酬がゲットできる銘柄だということ!
ただし、現在マイニングを専門にしている企業も多くなっており、個人マイナーが報酬を得るのは現実的ではありません。
PoSを採用している銘柄の方がステーキングによって報酬が得られるため、個人投資家でも資産が増やせるでしょう。
PoWを採用しているWIFでは、売買取引で利益を得るしかなさそうです。
そこはやはりミームコイン、
DeFiでコツコツ増やしていくというより、トークンの愛好家として魅力を語ったり、限定コミュニティで遊んだりするような使い方が基本となります。
WIFはどこで購入できる?
WIFは現在、バイナンスやゲート、MEXCなどの取引所で購入できます。
国内取引所では取り扱いがないので、日本人が購入する場合は海外取引所へ送金する必要があります。
2011年に設立され、「世界最古の仮想通貨取引所」といわれるBTCCは日本円の銀行振り込みやクレジットカードでの入金が可能です。
日本語対応スタッフも在籍しているので、安心して使うことができるでしょう。
WIFを海外送金なしで入手したい場合は、BTCCを利用してみてください。
犬コインが安い理由
ミームコインに爆益チャンスがあるといわれているのは、
一枚あたりの価格がリーズナブルだからです。
WIFは現在約1.7ドル(254円)ですが、
犬コインは1円以下で購入できる銘柄が多いです。
ほとんどの犬コインは一枚当たり0.0001円など小数点以下の価格となっており、少ない資金でたくさんゲットできます。
どうしてこんなに安いのかというと、その理由は発行枚数にあります。
BTCは2100万枚が発行上限ですが、
柴犬コイン(SHIB)は500兆枚以上が発行されているそうです…!
仮想通貨の価格は希少性によっても決まるので、
発行枚数が多ければ、その分価格は低くなります。
また、元々ミームコインとして作られているため、
「売れればラッキー」くらいに思われているのかもしれません。
しっかり使い道がある銘柄であれば、
ある程度の価値が盛り込まれた価格になっているはずですよね。
犬コインは、「とりあえず売ってみてから価値を上げていこう」と考えられているのか、最初から高い値段をつけていないことが多いです。
運よく人気が出てコミュニティが盛り上がれば、爆益のチャンス。
全然ウケなくて見向きもされなくなれば、無価値になる。
これが犬コインの面白いところでもあり、
恐ろしいところでもあります。
DOGEはどうなった?
かつて一世を風靡したDOGEは、
2018~2020年までほとんど無価値でした。
転機が訪れたのは2021年に入ってから、徐々に上げってきたと思ったら2021年5月7日にローンチ時の60倍以上高値を更新!
1円にも満たなかったDOGEが、1年半後に70円近くまで高騰したのです。
ローンチ時からDOGEに投資し、この時まで保有していた人は「億り人(おくりびと)」と呼ばれました。
しかし、そのブームはほんの一瞬のことでした。
たった3週間後には約33円まで大暴落し、7月中旬には20円付近まで下落、
最高値をつけた1年後、2022年6月には10円を下回る水準に落ち込んでいます。
仮想通貨の冬の時代とともに、DOGEも終わったな…と思われていましたが、
2024年に入って風向きが変わったようです。
2024年2月16日から3月6日までの20日間で10円以上アップ!
これはもしかしたら、WIFの影響かもしれませんね。
同じ犬コインの新人が頑張ってくれたことで、
元祖犬コインのDOGE先輩の期待値も再び高まったと考えられるでしょう。
犬コインの将来性は計測不可!?
どこかのワンちゃんが人気になれば、
別のワンちゃんも注目されるようになる…
仮想通貨は、関連銘柄や似たようなプロジェクト、
同じブロックチェーンを使っているトークン同士で影響を与え合っています。
一つひとつの将来性を判断するのは難しいですが、
「最近犬系が盛り上がっているから、もしかしたらこれも…?」とある程度の予測を立てることは可能でしょう。
犬コインは種類が多いため、こっちがダメならこっちでやってみるか…というのもできちゃいます。
犬コインは既存のブロックチェーンで作られることが多く、
簡単に発行できるというのも特徴の一つです。
ソラナのように、ブロックチェーン自体がちゃんとしていれば、
いくらでも使い道が広げられるし、価値が認められるチャンスがあります。
ただし、犬系が軒並み失敗となると、
全ての犬コインが大暴落する可能性も…
じゃあ今度は猫だとか、次はうさぎが来るかもとか、
そんな話になってくるかもしれません。
(キリがないんだけど(笑))
犬コインに限らず、ミームコインは将来性が未知数なので、
投資には慎重な判断をお願いします。
犬コインをはじめ、多くのミームコインはあらかじめ使い道とか目的、理念みたいなものを持たずに発行されています。
難しいことはよく分からないけど、コミュニティの記念品として持っていたいな~なんて人にもおすすめです。
犬コインはまだまだ増えていく可能性が高いので、
新しく発行された銘柄にワンちゃんを見つけたら、ぜひ注目してくださいね!