今回は、東京から栃木県まで無料のバイパスを使って行く方法をご紹介します。

1.草加バイパス

草加バイパスは、東京都足立区西保木間交差点から埼玉県越谷市下間久里交差点を結ぶ国道4号バイパスです。草加バイパスは、現国道4号本線でもあります。旧国道4号は、1973年12月25日に現在の都道・県道49号足立越谷線となりました。草加バイパスは、両側4車線ですが、交通量が非常に多いうえ、終点の越谷市下間久里交差点以外は全て平面交差で信号も多く、ほぼ全線を通して流れは悪いです。途中、新善町交差点で外環道の草加インターに接続しています。

2.新4号国道(新4号バイパス)

新4号国道は、全長80km程の国道4号バイパスで、両側4車線以上、立体交差も非常に多いバイパスです。新4号国道は、国道4号の慢性的な交通混雑を解消するため計画された大規模なバイパスの一つで、埼玉県越谷市から栃木県宇都宮市までの区間を結ぶ下記の5バイパスを指す総称です。

  • 越谷春日部バイパス
  • 春日部古河バイパス
  • 古河小山バイパス
  • 小山石橋バイパス
  • 石橋宇都宮バイパス
・越谷春日部バイパス
越谷春日部バイパスは、5路線のうち最も早く1977年に開通しました。その為、起点の下間久里交差点と終点の庄和IC以外は全て平面交差です。また、越谷春日部バイパスの終点付近に東埼玉道路が接続予定です。
・東埼玉道路
東埼玉道路とは、埼玉県南東部地域で供用・建設中の路線です。東北道・常磐道の補完を目的として建設され、全区間が国道4号のバイパス道路に指定されており、現在は一部区間の一般部(5.7km)が供用されています。本道路のメインとなるのは一部区間が事業中の自動車専用部(4車線)です。1994年に計画され、外環道の草加八潮IC/JCT(仮称)から越谷春日部バイパスと国道16号が交差する庄和ICまでを結ぶ全長17.6kmの地域高規格道路です。自動車道専用部は、有料道路として開通予定です。また、現在開通している一般部の中央には将来的に自動車専用部となる用地があります。
・春日部古河バイパス
春日部古河バイパスは、庄和ICから利根川を横断し(新利根川橋)、茨城県古河市柳橋交差点を結ぶ新4号国道の一部です。見渡す限り田園の中を走ります。現在、順次立体交差化になっています。また、途中、圏央道の五霞ICと接続しています。
・古河小山バイパス
古河小山バイパスは、5路線の中で最も新しい路線です。2016年12月25日には全区間で6車線化になりました。立体交差が多く、小規模な交差点には信号機が設置されています。
・小山石橋バイパス
小山石橋バイパスは、立体交差の多い、高架部を除き両側6車線のバイパスです。信号が少なく、直線道路や緩やかなカーブが続きます。
・石橋宇都宮バイパス
石橋宇都宮バイパスは、高架部を除き両側6車線の立体交差の多いバイパスです。途中、北関東道の宇都宮上三川ICに接続しています。宇都宮市内に入ると交通量が格段に増え、時間帯によっては渋滞が発生します。宇都宮市内の区間は宇都宮環状道路(通称「宮環」)の東側区間を兼ねています。終点の平出工業団地交差点で国道4号の現道(奥州街道)に突き当たり、新4号国道はここで終点となります。ここから福島方面へは、北東方向にルートを変えます。そのまま立体交差を直進すると国道119号宇都宮環状道路となり、宇都宮環状道路の北側区間へと続きます。
3.宇都宮環状道路
宇都宮環状道路は、宇都宮市の外縁部を一周する環状道路です(愛称は宮環)。宇都宮市中心部に集中し、飛躍的に増大していた交通を適切に分散誘導するために計画・整備された道路で、市の外縁部を一周する都市環状道路としては日本初の本格的な環状道路です。1971年より整備が開始され、25年の歳月をかけて1996年に全線開通しました。総延長は34.4 kmで、山手線とほぼ同じです。全区間が4車線化されています。この道路の開通により、市街地の渋滞の緩和、市街地の通過時間の大幅な短縮といった効果が現れましが、郊外交通量の増大に伴い宇都宮環状道路でも渋滞が頻繁に起こるようになっています。沿線には、ロードサイド店舗が林立しています。朝・夕の通勤時間帯に起こる渋滞を解消するため、主要交差点の立体化整備を順次進めています。新4号国道から連続して宇都宮北道路まで走行する場合、宇都宮環状道路の北側を6.5km走行します。
4.宇都宮北道路
宇都宮北道路は、宇都宮市金井町から宇都宮市上戸祭交差点を結ぶ全長5km程の国道119号バイパスです。起点では、東北道と日光宇都宮道路の宇都宮ICに接続しています。全線が両側4車線の完全立体交差です。125 cc以下の二輪車は通行を禁止され、自動車専用道路と同等の規制ですが、一般道路です。制限速度は、一般道路でありながら80km/hです。渋滞が慢性化していた国道119号(日光街道)の渋滞緩和と安全で快適な交通の確保を目的に建設され、国際観光地「日光」「鬼怒川」へのアクセス道路として極めて重要な路線です。同道路の開通により日光街道の朝・夕通勤時間間帯や行楽シーズンの渋滞が大幅に緩和され、地域住民の利便性向上に役立っています。なお、計画当初は建設費用捻出のため有料道路化も検討されていましたが、地域住民の猛烈な反対を考慮し、一般道路として整備された経緯があります。また、終点の上戸祭交差点では、宇都宮環状道路との立体交差化の工事が進められています。
以上が東京→栃木県をタダで行く!無料の高速道路の全容でしたが、いかがだったでしょうか?栃木県から東京方面への逆ルートでも参考にして下さい。新4号国道は、定期的に道の駅がある他、コンビニエンスストアやガソリンスタンド等も沿道にあるので、立ち寄る事もできます。。東北道の渋滞時の迂回ルートとしても利用できます。出発地や目的地によっては外環道の草加ICや圏央道の五霞ICも便利なので、是非合わせてご利用下さい。また、新4号国道は立体交差が多く、制限速度は60km/hですが、早朝や深夜は、100km/h程で本線は流れています。しかし、時々、信号機のある交差点がありますので、追突事故には十分注意して走行して下さい。実際、栃木県内の事故多発ポイントワースト5のうち、4箇所を新4号国道の交差点が占めています。
 
最後までご覧いただきありがとうございました。
ぜひ当ブログをご活躍していただければ幸いです。