箕面の丘への散策は日本ならではのサイクリングコースです: 曲がりくねった道、突然の急な傾斜、緑いっぱいの景色、絵に描いたように美しい小川と、お猿さん達。

 

はじめに

RBRJのスタッフは、自転車で箕面を散策するのが大好きです。このルートは大阪からアクセスでき、心臓がバクバクするような登り坂もあり、サイクリングコースも美しいです。大阪から箕面までのルートはまだまだ隠れた名所ですが、日帰りのサイクリングに求めるものはほとんど揃っています。

このルートには、約58kmの短めルート・約70kmの長めルート、最長では100kmに及ぶルートがあります。丘や山を登ったら、美しい山道でどれだけの時間を過ごすかは、あなた次第です。

短めのルートの終わりには、小さなカフェとギフトショップがあり、足を休めてくつろぎながらコーヒーを飲んだり、美しい勝尾寺の周辺を散策したりできます。山の上にある勝尾寺は、美しい庭・池・橋などがあり、それらが見事に調和して崇高な雰囲気を醸し出しています。

”街を抜け出して箕面へ”の動画で勝尾寺へのライドをご覧ください。

 

長めのルートでは、ダムを通って、さらに見事な景色を楽しみながらサイクリングし、エマコーヒーにたどりついてコーヒーとご褒美のクロワッサンをいただきます。

ルート

詳細

距離:68km
標高差:780m
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街から飛び出そう

自転車で街から飛び出して山々へ向かうのは、けっこう簡単で、サイクリングに楽しい所もたくさんあります。

RBRJからのルートは、大阪市内で最も美しいサイクリングロードの一つである大川沿いから始まります。週末は混み合いますが(桜の季節は特に混雑します)、淀川に向かう川沿いのサイクリングは、このルートを始めるのにぴったりの素敵なライドです。

大川沿いの道をサイクリングする

淀川に出たら左折し、毛馬閘門を渡り、長柄橋に向かうと、淀川を北に渡ることができます。

長良橋

淀川を渡る 長柄橋 

長良橋を渡ると、左に行きたくなりますが、あえてちょっと右に曲がってください。そうすれば、ランプを下るループを周って左に出ることができます。先に左に行ってしまうと階段しかなく、それでも大丈夫なのですが、そうなると自転車から降り、自転車を担いで階段を降りなければなりません。

自転車を担いで階段を降りなくてもいい、便利なランプ

階段を避けて通れる、便利なランプ。

次に行くエリアは橋の下で、電車の高架下を少し通ります。主要道路に沿ってまっすぐ進むと信号があり、そこを左に曲がると神崎川に出ます。

神崎川へランプを下る

神崎川沿いのサイクリングコースに下りるランプ。

ここから川沿いに約1km進むと、きれいな小川がある小さな脇道に出ます。その小川沿いに少し行くと服部緑地公園に到着します。服部緑地公園では、公園の中を快適にサイクリングしながら、お花やお庭の眺めを楽しむことができます。

RBRJから服部緑地公園までのサイクリングは約30分で、都市でのサイクリングのかなりの部分を経験することができます。

主要道路の43号線に出て、箕面の町と山に向かうと、周囲はだんだん都会から離れた風景になり、やがて山のふもとに到着します。いよいよ素敵な景色とワクワクの始まりです!

箕面の町へ続く43号線

箕面の町を横切る、43号線。

山の兆し

箕面の町をサイクリングするにつれて、道は少しずつ上り坂になり、山のふもとに到着するまで少し頑張って上って行かなければなりません。 ふもとまでに2つの小さな坂道があり、ギアを入れてサイクリングするよい運動になります。

43号線の終わりにT字型交差点があり、ここから上り坂の始まりで右に曲がります。実はこの道も43号線です。ここから道は険しくなり、リズミカルに上るにつれて間違いなく心拍数が増えていきます。 上り坂の最終パートは、20%の傾斜がありますので、平らな場所にたどりつき、ほっと深呼吸をする頃には足が熱くほてっていることでしょう。そしてまた上り坂は続きます。

2~3のU字型カーブを通りますが、この頃までにはすでにだいぶ上がっていて、街の景色がずっと南の方に遠くに見えるでしょう。1kmほど上ると、U字型カーブの道の左側に少し奥まった休憩場所があり、美しい景色を眺めることができます。ひと休みして眺めを楽しむなら、その入り口を見落とさないようにしてくださいね。

展望台の入り口

展望台への入口。

美しい木々、道路脇の溝を流れる小川、坂を駆け下りたり登り坂に挑んだりするサイクリストなど、景色は生き生きとしたものになるはずです。

箕面の、美しい”くねくね道”。

43号線を1kmほど上ると信号があり、そこを左に曲がり4号線に沿って進みます。

ダムを通ってエマコーヒーへ向かう、長いルート

左折して4号線を進むと、素晴らしい山の景色、田んぼ、山の中の田舎町を探索することができます。本当に美しいサイクリングで、ロングライドを楽しみたい方にはお勧めのルートです。エマコーヒーでコーヒーとBLTを食べたら、下山を開始します。エマ・コーヒーからの下りは少し変わったルートで、山を登ってきたルートよりも交通量が多く、かなり急な坂になります。このルートと下りは自信のあるライダーだけにお勧めします。下りはスピードが出ることに加え、カーブを曲がるときにライン上になぜか現れる、厄介なマンホールの蓋がいくつもあります。

このルートを以下に示します:

詳細

距離:78km
標高:1,255m


 

勝尾寺

勝尾寺が近づいてくると、最後の道は15%の傾斜があり、ギアをローにして、頂上にたどりつくまでエネルギーを注いでいかなければなりません。

最後のひとがんばりを終えると、勝尾寺がある粟生間谷の山あいに到着します。勝尾寺には、ギフトショップと小さなカフェがあり、コーヒーを飲みながら見事な境内の景色を楽しむのに絶好の場所です。

勝尾寺とカフェの入り口

勝尾寺の入り口。

勝尾寺は、観光客がそれほど多くなく、山の上に鎮座する関西の穴場スポットの一つです。 お寺には橋、池、それから山へ向かう美しい散歩道がありますので、自転車を降りて見事な景色を楽しむことができます。お寺への入場料は400円ですが、十分価値のある価格だと思います。

曲がりくねった道

箕面ルートの一番の見どころは、山の周囲をぐるぐると回る、素晴らしいワインディングロードです。緑豊かな景色とお猿さんに出会うチャンスがあれば、山の周りのさまざまな道をもう1時間以上かけて探検するのも気楽に感じます。突然現れる渓谷、美しい杉の大木、道沿いに流れる美しい小川…

サイクリングするには本当に楽しい道です。 お天気がいい日には、木洩れ陽を浴びて、自転車に乗りながら夢のような瞬間を味わえることでしょう。

箕面の美しい道路。

帰路の下りは、高速走行が可能で、カーブでバイクの性能を発揮することができます。急な坂もあるので、車や他のサイクリストに気をつけながら、慎重に走りましょう。

道は比較的空いていますが、山へ上がって行く車もあるので、常に集中して、安全に下りの道を楽しみましょう。

箕面で曲がりくねった道。

猪名川沿いの道で帰路につく

短いルートも長いルートも、猪名川沿いを通り、伊丹空港を通過して神崎川に戻り、そこから帰路につきます。

猪名川沿いの自転車道は快適で、美しい川の眺め、左手には山々、そして空港の景色を楽しむことができます。

左手に見える山々(長いルート)

まともなの左の山。

猪名川近くのサイクリング

猪名川川の近くをサイクリング。


伊丹空港

伊丹空港を離陸する飛行機:サイクリングの帰路にて。

見どころ

以下では、このルートの一部を詳しく紹介し、スムーズなナビゲーションを実現します。

淀川を横切る橋を渡ってすぐのランプ

長柄橋を渡ると、16号線の方へ左折したくなりますが、信号を渡ってから歩道の方へ左折することをお勧めします。それから、少し右折すればランプに戻り、ぐるっと回ってルートに沿って西へ向かうことができます。ここは歩道になりますが、次に進む道を考えるとこちらの方が良いと言えるでしょう。

箕面ルートの、難しい傾斜路の位置。

神崎川、堤防道路へ。

神崎川の堤防道路にさしかかる少し手前に交差点がありますが、ここは少し混乱するポイントかもしれません。高架下を通って行くのですが、この後の坂を上ると信号があり、ここを右に曲がります。必ず、橋に向かう最初の角を右に曲がってください。もう一つの曲がり角を右へ曲がってしまうと、川沿いに南へ進んで行くことになってしまいますので、気をつけてくださいね。橋を渡って、最初の角を左に曲がり、ランプに沿って進み、川の北側に出ます。

神崎川沿い道に入る、交差点の位置。

道路のくぼみ

日本の道路のほとんどはよく整備されていますが、最近このルートには『くぼみ』を見かけるようになりました。不幸にもこれにはまってしまったら、困ったことになるかもしれません。

小川に沿ってサイクリングしていくと、下り坂や橋の下の方に行く道があります。ここが坂の一番低いところで、スピードが出てしまうかもしれませんので少し危険です。 その場所はこちらです。

ルート上のポットホール(道路上の穴)の位置。

まとめ

大阪、または関西エリアにお住まいで、サイクリングをしてみたいと思われるなら、箕面へのルートをお勧めします。市内からのアクセスがよく、ちょうどよい坂道があり、山へ向かう絶好の曲り道を楽しむことができます。このルートのハイライトは、見事なお寺とコーヒースポットで、ここはライドの前半を終えた後の最高の休憩場所です。

このコースはRBRJのお気に入りのひとつです。皆さんも日本でのサイクリングで体験してみてはいかがでしょうか。