湊かなえさんの長編小説

主人公の人生経験の中に埋もれた思い出から
紐解かれる謎。

序章から引き込まれて、あっという間に読み終えました。
面白かった。おすすめです。

湊かなえさんのストリーテラーの力ってすごいな。

嫁姑の確執から介護までに絡むリアリティのある問題で
本来なら、読後感のよくない物語になる可能性も
あったの思うのだけど、

当事者以外の目線で見えてきた部分、
後で知った思いなど、

心がちょっと救われて暖かくなる部分もあって、

穏やかなハッピーエンドで終わるところも
素敵でした。

作中、村上春樹さんの「ノルウェイの森」に
まつわるエピソードが出てくるのですが、

こんな風に風景を共有するような国民的な
ベストセラーももう、出てこないのかもしれないな。
(本書の装丁も、「ノルウェイの森」へのオマージュなのですね。)

介護経験ということで、主人公が
自分より少し年上世代かと思っていたら
年下だった。。


<出版社書籍URLの内容紹介>
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中学生の時に両親を事故でなくした美佐は、
叔母に引き取られ、高校時代を山間部の田舎町で過ごす。
それから約30年、
叔母に認知症の症状が見られると役場から連絡があり、
懐かしい故郷を訪れる。
かつて、美しく丁寧に暮らしていた家はごみ屋敷と化していた。
片付けを進めていくと、当時の恋人から借りた本を見つける。
あったかもしれない未来をのぞき見するような思いで、
本を返しに行った美佐は、衝撃的な場面を目撃する。

担い手となった女性たちの心の声が響く介護ミステリ



<朝日新聞出版の書籍URL>
https://publications.asahi.com/product/25202.html

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