夢枕獏さんの小説

格闘技小説をかかせたら夢枕獏さん、
ぐいぐい引き込まれる面白さは相変わらず。

主人公、従来のライバルたちだけにとどまらず
魅力的な人物が、また次々に登場してきて
すごい。

餓狼伝を読み始めたのは、
私が20代の時だったと思います。

その時に刊行済のシリーズを一気に読んで、
出たばかりの新刊を読んで、

そして、次の巻がでるのは2年後?3年後くらいかも..
と知って、続きが当分読めないということに
軽く絶望した記憶があります。

20年ぶりくらいに、
新たに刊行された本がたまっているのに気づいて
読み始めて、

また一気に読み終えてしまいました。

夢枕獏さん、
人気シリーズを複数抱えていて、
順調にに執筆を進めても、新作を書けるタイミングは
数年に一度になってしまうというエッセイを
読んだことがあります。

以前、これは絶対完結しないわ、
と思った記憶があるのですが

新・餓狼伝
直近の巻は、ストーリー展開が俄然加速してきているのを
強く感じます。

次巻、6巻は2025年03月18日頃の発売予想です。 (著者:夢枕獏)
とのこと。

楽しみです!


<出版社URLの内容紹介>
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巻ノ4
寝技研究会を主宰する隅田元丸のもとを姫川源三――北辰館・姫川勉の父が訪れた。
「無寸雷神」なる技を用いる源三は、隅田と闘いを繰り広げる。
天皇家の人々を護ることに由来する「菊式」の使い手でもあった源三が
次に挑むのは「闘人市場」、闇で執り行われる賭け試合だ。
菊式の秘密をめぐり、闘う漢たちが蠢きだす。一大格闘巨編、待望の最新刊。
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巻ノ5

誰にも負けたことがなかった少年・立脇如水は、
なぜ北辰館の門を叩いたのか? なぜ葵文吾と闘うことになったのか?
 一方、「闘人市場」の主催者・道田薫は、松尾象山と巽真に話を持ちかける。
「翁九心と闘りたくないかね」道田肝煎りの試合で闘うはずだった梅川丈次の前に、
その翁九心が現れた。世界最強の格闘ロマンが急展開を迎える!
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<双葉社の書籍URL>
https://www.futabasha.co.jp/search?grouping=%E6%96%B0%E3%83%BB%E9%A4%93%E7%8B%BC%E4%BC%9D