攻撃的リターンのために ポジショニングの応用編 | トッププロのテニスセンスを身にまとえ!

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テニス界の天才たち。その才能の秘密を、脳と身体とプログラムの視点から分析。テニスセンスがゼロでも、トッフプロ達が、無意識で活用しているテニスセンスを修得する方法を研究・実践している、跛行者の挑戦記録です。




前回
 リターン用回路の作り方 ポジショニングの基本
の続きです。

さて、ポジジョニングの基本が身に付いて、
さらに、精神的にも動作的にも余裕が出てきたなら、

相手との駆け引きや、相手にプレッシャーを与えるために
ポジションを変えてみるのもアリです。

駆け引きの一例を上げると、
リターンの得意なサイドをわざとオープンにとって
あえて相手に打たせるということですね。

これは、相手のサーブコースを
あらかじめ読めているなら高確率で返せるとか、

相手のサーブコースを
あらかじめ読めているなら高確率でエースが取れるとかなら
ガンガンチャレンジしてみると良いと思います。

そしてプレッシャーですが、
これも一例ですが、上記の2例を試してみて、
実際に成功した確率が高い…と相手サーバーが認識したなら
試してみると良いと思います。

どんな条件のときに、どの程度、
相手にプレッシャーをかけられるか?

そして、そのプレッシャーの与え方が
どの程度効果あるか?は、

自分と相手の実力や、
その時の環境(ゲームカウントやポイント、天候など)
によって変わるので、

常に相手の心理を探りながら、
トライしていくことが大切です。

重要なのは、自分の思い込みで
相手の心理を決めつけないこと。

常に相手の観察や、相手との同調、
そして分析を怠らないことです。

こういった適切なポジショニングをするだけでも、
ゲームの駆け引きやプレッシャーをかける事ができますので、
プレーの幅を広げたい人は、どんどん試して見るといいでしょう。

さらに余裕があれば…
リターンは守りでなく攻めに変える意識で、
前にポジションを取るのもアリです。

ざっくりサーブ力が高くない人には、
リターンポジションを前に取ることが、

・プレッシャーを与えつつ
・守備範囲を狭められ
・リターンを優位に打てる
 
に繋げられるからです。

ただ、サーバーが鈍感なタイプだったり、
現状分析できないタイプ、そして、超前向きタイプだと、
プレッシャーにならないこともあるので要注意です(笑)