浜省ファンの平均年齢(50歳前後)に当たる人たちならこれを思い出すに違いない。
しかし、昔からの浜省ファンにはフライデーと聞いて思い浮かぶ出来事が他にもある。
「I DONT LIKE ″FRIDAY″~戦士の週末 」は、
1988年のアルバム『FATHER’S SON』に収録された1曲だが、これを直訳すると
「私は金曜日が好きではない」
ハマショー的に言うと「俺は金曜日が嫌いだ」という表現の方がしっくりくるか。
歌詞の内容を大雑把に言えば、一緒に頑張ってきた企業戦士の友人が所帯を持って落ち着いてしまったことを嘆く感じの歌だけど、だからと言ってこの歌の主人公が「俺は金曜日が嫌い」になったと言うのは強引とも言えるし、何故こんなタイトルにしたの?という感じもある。
このタイトルに込められた本当の(?)意味が後になってわかった。
浜田省吾の名前は知っているけど特にファンでもない人に「彼の特徴は?」と尋ねるとおそらく「黒いサングラス」と答えるだろう。
なので、彼の一番のトレードマークが黒いサングラスであるということに間違いはない。
ある時、FRIDAYにこんな見出しの記事が掲載されてしまった。
「サングラスを外したらわっかんな~い!
ロックの詩人浜田省吾、休日は美人妻と」
そこには、サングラスを外した浜省が素顔で白昼堂々奥さんと歩いているツーショットが隠し撮りされた写真が掲載されていた。
隠し撮りして掲載という事実はよろしくないことだけど、記事の文章についてはなかなか感心させられてしまう一文があった。
記憶ではおおよそ次のような内容だった。
「普通、有名人はサングラス等で変装したりするけど、素顔を世間に知られていない浜田省吾はサングラスを外すことによって変装したのである。」
なるほど!敵ながらアッパレと言わざるを得ないなんとも秀逸な表現だな…
…って、誰が敵だ。自分は何者なんだ(笑)。
「浜田省吾と言えばTVに出演することはなく、その素顔を知る人は少ないと言われるが、アルバム『J.BOY』は2枚組にも関わらずチャートで1位を獲得、この程発売された『CLUB SURF BOUND』もこれまた1位と、アルバムを出せば1位、間違いなく今のロック界を支えるスーパースターの1人なのである」
という風に浜省を称賛した文章もファンからすれば正直嬉しかった。
しかし浜田省吾本人にすればこれは極めて不愉快な出来事だったであろう。
これが「I DON’T LIKE FRIDAY」というタイトルの隠された意味であった。
そのFRIDAYに掲載された浜省の素顔について語らせて頂く。(当時その号のFRIDAYは購入して今でも保管してあるけど、その写真をここに掲載することは控える。)
その素顔の印象を言葉で表現するなら、一昔前ならしょうゆ顔、今風に言うと塩顔という表現が合っているのではないかと思う。
いつかラジオで嘉門達夫が浜省の素顔について「優しいお兄さんというイメージ」と表現していたことがあったけど、素顔を見る機会があったのだろうか。
そういえば、ソロデビューした頃の初期のシングルレコードジャケットの中には薄いサングラスでほぼ素顔を確認できるものもあった。
もし浜省が素顔でデビューして現在まで活動していたら…なんてことをたまに妄想することがあるが、同じことを考えたことのあるファンも多いのではないだろうか。