結婚してしばらく,我が会社の経営が怪しくなった。
これまで行ってきた対応策がことごとく外れ,このままでは経営が立ち行かなくなる。
会社の建物もすでに築40年以上になり,そろそろ建て替えも検討する必要があり,そのためには経費をプールするため,我々職員の給与を大幅カット。ボーナスをいきなり0にすると発表があった。
これまでボーナスをやりくりしながらどうにか回してきたため,当面の生活費までもが立ちゆかなくなった。
仕方なくまず職員の福祉事業団から200万円の借り入れを行った。
しかし,これも底が見えてくるのは時間の問題。
次に私の退職員の前借りを会社側にお願いした。
もともとこのような制度は我が会社になかったのだが,私の申し出をきっかけに会社側はこれを他の職員にも適応し,貸付制度として運用し始めた。
自分の退職金を借りたつもりが,それを金利1%ながら,これを会社側に返していかなければならなくなったのである。
定年まで5年以内の職員は退職金貸付ではなく,早期支給の形をとったが,私は退職まで20年近くある。早期支給は適応されない。
斯くして会社から300万円の貸付を受けたが,それもつかの間。
義母が介護の疲れから脳出血で倒れた。
死んでもおかしくない一刻を争う状況から,義母は右半身の自由を失いながらも九死に一生を得た。
しかしこのときの入院その他の経費は先に借りた退職金貸付け分からそのほとんどが支払われた。
一瞬にして私の退職金は無と化したのである。
これまで行ってきた対応策がことごとく外れ,このままでは経営が立ち行かなくなる。
会社の建物もすでに築40年以上になり,そろそろ建て替えも検討する必要があり,そのためには経費をプールするため,我々職員の給与を大幅カット。ボーナスをいきなり0にすると発表があった。
これまでボーナスをやりくりしながらどうにか回してきたため,当面の生活費までもが立ちゆかなくなった。
仕方なくまず職員の福祉事業団から200万円の借り入れを行った。
しかし,これも底が見えてくるのは時間の問題。
次に私の退職員の前借りを会社側にお願いした。
もともとこのような制度は我が会社になかったのだが,私の申し出をきっかけに会社側はこれを他の職員にも適応し,貸付制度として運用し始めた。
自分の退職金を借りたつもりが,それを金利1%ながら,これを会社側に返していかなければならなくなったのである。
定年まで5年以内の職員は退職金貸付ではなく,早期支給の形をとったが,私は退職まで20年近くある。早期支給は適応されない。
斯くして会社から300万円の貸付を受けたが,それもつかの間。
義母が介護の疲れから脳出血で倒れた。
死んでもおかしくない一刻を争う状況から,義母は右半身の自由を失いながらも九死に一生を得た。
しかしこのときの入院その他の経費は先に借りた退職金貸付け分からそのほとんどが支払われた。
一瞬にして私の退職金は無と化したのである。