今日は看護学生さんの実習の最終日だった。

今回は2年生で、まだ、2回目の実習。

慣れないため、初日の実習目標・計画はボロボロ・・・


『2年生だから、仕方ないよね。』って思ってた。

血圧の測り方から、身体拭きの方法、車椅子への移動方法などなど、

説明しながら、一緒に行っていく。


慣れない実習で、かなり、緊張してる学生もいる。

いつも、言ってるのは、

「不安なのは分かるけど、でも、笑顔で明るくね。

 患者さんは笑顔が大好きよ。」って。


昨日、2週間ぶりに、実習担当になって、びっくりした。

記録も、検温とか、身体拭きも、かなり、出来るようになっていたから。

キチンと、言われたことを理解して、自分で出来るようになっていたから。


「どうしたの~!目標書けてるね!成長してるね!」

って言うと、学生さんも嬉しそうだった。


受け持ち患者さんのために、リハビリのための道具を作成した学生さん。

自分がいなくなっても、患者さんがリハビリ頑張れるように、

チェックリストとパンフレットを作った学生さん。

患者さんに手紙を手渡した学生さん。

床ずれができないように、1時間おきに、丁寧に身体の向きを変えてた

学生さん。


患者さんのためにって思える心が看護なんだよねって、

感じさせてくれた。

最近、忙しさにまみれてた私は、本当にピュアな学生さんの態度や気持ちに

心が洗われたようだった。


『看護っていいよねぇ』って感じてもらえたかな?


そして、今日は3週間の実習の最終日。

術後間もない頃から、動けない頃から、受け持っていた患者さんとのお別れ。

術後、ボーとしてた患者さんも、

「寂しいね・・・良くしてもらったからね・・・」って話してる。


人は本当に心から支えてくれる人がいたら、勇気を元気をもらって、笑顔に

なれるのだなって思う。


患者さんも学生さんも

「ありがとうね。」

「ありがとうございました。」って言いながら、泣きながら、ハグしてた。

私も、ずっと、ずっと涙が止まらなかった。


大学の先生に

「先生、私、今日、おかしいです。

 涙がとまらないです。」って言うと、


「みんな、○○さんが泣いてる時は、いい実習ができた時なんだよ。」

って学生さんに言われてた。


先生は明るくて、みんなを盛り上げてくれてた。

「行くよ~~!!」っていう感じの先生だから。


みんな、また、会える時まで、元気で、頑張って、

看護師さんになって、来てね。


今日は、私こそ、学生さんに、感謝だった。


帰り道は、綺麗な満月のお月さま。