久しぶりに映画を見にいきました。
「哀れなるものたち」
エキセントリックでいながら、平等と解放を描いた作品。
主演は、ラ・ラ・ランドのエマ・ストーン。
感想は・・・彼女の映画です。
壮麗、緻密、美意識の応酬。ユーモア。
なんでしょうねー
色々な要素満載だったので、私的には大満足の映画でした。
①脳が子供で体が大人の役は、エマストーンの演技力とルックスとスタイル
なしでは、下品なったであろう事を思うとさすが!
としか言えない感じでした。
エマストーン以外のキャスティングは、ない。
それほど、彼女自身になっていました。
②衣装、装飾、美術が良かった。エマストーンの衣装は、
パリコレを見ている様で、
ビクトリア調の背景に、軽さとモダンを添えた感じ。
③セットは、ビクトリア朝とアート感満載の美しさ。
隅から隅までたのしめる。
洗練された美しさに埋もれて話が進む。
原作のある作品なので、世界観がはっきりしているんでしょうね~.
アカデミー美術賞取ってほしい。
(ジェームズ・プライスとショーナ・ヒースのartist)
④「世界を自分の目でみたい」と旅に出る中で、
主人公ベラが良識を得ていく過程が
生きる事の力を感じさせる。
⑤主人公をだますはずだった男が、彼女に惚れてしまって
頭を机にガンガンぶつけるシーンが、
意味なくおかしかった。
・・・書き始めたたら、キリがない事が分かってきました。
ウイリァム・デフォーが、凄いお顔なんですけれど、
哀愁のある素敵な人物に見えてきたり。
美意識、大発動大会の映画でした。
2時間30アッという間でした。
エマ・ストーンが、ゴールデングローブ賞のスピーチの中で
ベラへの思いを語っています。
「わたしは、この映画はロマンティック・コメディーだと思っています。
ですが、ベラは誰かと恋に落ちるのではなく、人生そのものに恋をするのです。
彼女は善も悪も等しく受け入れます。そのことが、私に人生についての違う見方、
本当に大切な事は何なのかを教えてくれ、彼女は私の中に深くとどまってくれています。
この経験は私にとって、世界そのものでした。・・・・」