結婚(妊娠)会見で日本語をちゃんと話さないリア・ディゾンをTVで見て、喋り過ぎるデーブ・スペクターの存在感をまた改めて見直しました。
`70年代初頭に衝撃的なヌード写真集「エマ・ヌード・イン・アフリカ」(撮影・中村正也)を発表した杉本エマ(モデル・タレント・女優・歌手、1950年6月生まれ、大阪出身)を、私は思い起こしました。平凡パンチのグラビアに、当時の深夜TV「11PM」ではお馴染みの存在でしたが、先のヌード作品を撮影時は、何と未だ弱冠二十歳の若さだったとは、恐るべき風格です。その後、主婦タレントとして関西地区限定の平日午前中に放映される情報番組(関西テレビの番組だったか?)の司会役で出演されておりました。男性司会者は青春ドラマで「片桐くん」を演じた俳優(剛たつひと)さんで旧芸名は中沢治夫です。ずっと独身のままなのと、ご当人が番組内で話しておりました(それは、`90年代半ばの出来事です(なお、日活の名作「八月の濡れた砂」にも間抜けなガリ勉役の男子高校生役で出ておられます)。
そんな「片桐くん」こと剛氏、TV司会のお相手が杉本エマに決まると、
「エマさんには、昔から随分お世話になりました・・・」
と、エマが登場する初回に挨拶しておりました(剛氏は、同番組司会者として継続の立場でしたので、アシスタント役の女性がエマに変わったのです)。
と、剛さんは来春のお誕生日(2月生まれ)に還暦を迎えられますが、未だお独り身なのかなぁ、他人ごとながら成り行き上の気掛かりです。休みの日は、映画三昧が楽しみとか申しておられたですね。
大阪生まれで現在も関西在住のエマさん、平素は関西弁を話す関西オバさんなのですが、不自然にお綺麗なオバさんでした。妙に綺麗な四十歳代女性と、また変に若い五十過ぎの男が、今後は肝かも知れないと思いました。高齢化とか少子化とか言われて久しいのですが、眼は悪くなっても耳が良けりゃ人は若い。また、大切なのは「耳と耳との間」なのと、かつては大阪で活躍した南海ホークスの白人選手ブレイザー内野手(後に、南海の監督を務める)は語ったと伝わります。
「耳と耳との間が大切・・・」
これ即ち、頭の中身(脳内)を指します。野球も人生も同じで耳と耳との間が一番大事なのと件のブレイザーは語ったとの由で、これまた深い名句と思います。
喋れないのか話せないのか、リアの会見はちょっとお粗末で、四十とかに為って後、そんな彼女が関西弁を普通に操って主婦タレントとして戻って来たなら、その折には温かく先ずはお迎えしたい。
昔からお世話になったと挨拶する貴兄もあるのかも知れないですが、その点は私ゃちょっと趣味が違うのが素直な感想にて、お先に失礼を申し上げたいです・・。