以前の勤務先である旅行会社時代、私は音楽部に所属し、社内イベントの折にバンド演奏を度々と行いました。自身はドラム担当のサブでしたので、出番は多くなくも裏方の仕事が反して多く、ライブ時は会場内を走ったりし動き回るような役割でした。音声や照明のアシスタントを兼ねるような立場であって、要は好きでなければ務まらない存在を担ったと思い起こします。

ライブが全て終了し後片付け(撤収)を終えると、ぽっかり空虚な心持ちをいつも実感したもので、「明日からはこんな時間が来ないんだ」と改めて分かると、何だかやりきれないが如何にも仕様もない情感が沸いて参りましたものです。

今般は、久々にそんな気持ちを率直に味わった印象でした。5日間と連続して東銀座のミニ・シアターまで通えば、この時間が生活の一部になりつつある次第で、昨日も記したとおり、宴のあとは夢のあとさきとでも表せます虚ろです。

千秋楽の翌日(つまり昨日)から、Mちゃんは新たな撮影の仕事にスタッフとして加わったそうで、好きなことをやっているとは申せ、全くタフです。21歳になったばかりの若さは真に強みまた凄味ですが、無理されずにわが道を精進されて戴きたいと願います。そのうちゆっくり話したいですが、前向きな彼女はどんな話題が好きなのか、ただ前進の為になら省みるのも顧みるものまた佳しと捉えます。

今週末は、ひし美さんを囲むイベントです。41年前の本日(10/01)に、『ウルトラセブン』の本放送が開始されました。

ウルトラマンと比べて面白くないと小学校の下級生達は話し、私達上級生(当時、私は小5年生)は、ウルトラQが良かった等と既に評論家気取りでありました。

セブンで隊員の役名が、“ダン”とか“アンヌ”なのも当初は馴染めなかった印象です。安っぽい無国籍ドラマ(映画)みたいで、外国人のような名前を名乗り合う日本人キャラが登場する作品が、当時はTVも映画も多かった所為ですね。

あれから41年、ウルトラセブンは円谷作品(ウルトラ・シリーズ)の最高傑作と評されるのが定席と為りました。円谷のヒーロー物と申さば、セブンかウルトラマン(初代)でしょう(渋いところで、「怪奇大作戦」、でもこれは人間ドラマですから)

未だ三ヶ月と残されますが、素晴らしい出会いを重ねられた佳き一年でありました。素敵な方とは、特に素敵な女性は、みんな健康で力強さが満ちます。そのお裾分けを頂戴しましたのが私と思う。

長く独身を私は続けていますが、五十を過ぎたら突然に変わる運勢の持主と私はかつて言われました。それ以降に良くなるので、貴方は長生きしなさいねとの教えでしたが、UFOの存在を信じなさいと言われるような話でもあります。

「私たち地球人は(異星人に狙われるまで)、お互いにそれほど仲よくありませんから・・・」

メトロン星人の巻(セブン第8話)の、印象に残るラストの言葉を思い出しますが、個の範疇また規模で考えれば、仲よき人が確実に増していると思う。

今夜でも、メトロンに私は会ってもおかしくないし、既に出会っているのに気付いていないまでかも知れません。

出会いからの明日を信ずる心は純粋なのと思う。誰かの保証人に為るわけではないし、私は元々タバコを吸わない(メトロン星人とタバコ自販機に引っ掛けました)。