今朝の如きタイトルは、テクノ調の`80年代ヒット曲「ジェニーはご機嫌ななめ」みたいな、ポップ(?)な打出し感を漂わせるかです。最近じゃ、英語で日用に会話する場面が一気に多くなりましたこの私です。
小田急線
高校生4人組の女の子バンドが秋の学祭でライブを演じきるまでを描いた青春映画「リンダ リンダ リンダ」に、交換留学生役の女子高生として出演した韓国の人気若手女優「ペ・ドゥナ」は実は映画制作を志す本意が彼女自身にあるらしく、そんな彼女が「日本映画学校」へ実は留学する段取りも半ば決まりかかっていたらしい。何かしらのストップが入って、この計画は惜しむらくは頓挫の憂目にて結末したかの様子ながら、ほとんど決まりかけていた以上は来て欲しかった気もするねと、彼女の下宿地候補たる某場所のバーのマスターは笑いながら話して下すったのでした。
バーの常連さん(らしい)白人男性はドイツから当映画学校に留学した方で、マリオさんとのお名前。日本語が素晴らしくご堪能ながら、留学されて二年半しか経っていないとの談。ドイツでも日本語を学んでいたとの当人談を伺うも、それにしても日本語がお上手でした。
「“マリオ”さんって、ドイツ人の名前ですか?」
と、日本語で私が問えば、
「マリオはイタリア人に多いけど、ドイツ人も居ます」
と、速やかに回答くださいました。
マスターは下宿の世話もされていて、マリオさんはマスターの店舗の上階に引っ越すことに決したのですが、先述のペ・ドゥナが住むかも知れない(?)と期待されたお部屋に、ドイツ人男性マリオ氏が入居するに落着しました。彼こそ落ち着いた感じの知日家外国人(27歳のドイツ人男性)なので、新たな住居も決まれば、さらなる創作を発展させ邁進されるものと期待を込めつつ祈念させて戴きます。
マリオ氏のご友人が後にバーへ来られ、アメリカ人男性カール氏(彼の母親はメキシコ系との談)は英会話学校講師との由。日本語は聞いて分かるもあまり話せないらしく、就労条件が合わないので、期間が終了すれば現在の職を契約更新する意思はないとの談。
「カールさんの学校は、NOVAですか?」
ここは他のお客さんもバー内に居られる手前、私は日本語で敢えて伺うも、
「NOVAじゃ、ありません・・・(笑)」
とカール氏は日本語で返されます。
「NOVAは、“NO VACATION”・・」
カール氏が笑うと、
「そう、NOVAは“NO VACATION”、(このことは)有名です」
と、今度はマリオ氏が補足説明。
休息とか、無駄とか、これ等の実は不可欠なる概念こそを理解せねば自滅する末路を辿るは必定です。
カール氏は母国アメリカへ帰るか未だ迷っているとの談で、マリオ氏は格別に日本で暮らすのは好きじゃないと正直に話しておられた。
“無駄に見える遊び”と“勤勉必達”との両立が、日本人には元来から不得手な分野であると考えます。言語を学ぶのみならず、思考回路をもバイリンガルである必然性を私は改めて唱えたいですが、英語を解するだけでは受験英語の延長戦上に過ぎやしないのですね。
しかしながら、NOVAが、NO VACATIONの略(?)とは、ついぞ知らなかった。ウサギは水を飲まない動物なので飼い易いとか申します。ならば、ウサギにはVACATIONは不要なのか?CMのNOVAウサギも、かつて実に忙(せわ)しく働いていたイメージが残りますが、まさに自転車操業だったのだろうかな。
小田急沿線も「向ヶ丘遊園」駅を過ぎれば、私にはちょっと遠い別世界と為ります。でも、この小旅を継続出来ます間は、私は有意義に遊んでおります。これこそ無駄ではなく、収穫への芒種みたいなものと思います。好きな場所へ行けますうちは健全なのだし、幸せ途上にある自らの至福を実感するが叶います・・。