今日も朝から絶望の淵にいるトゥピー

 

感情オフ顔

 

来客があると

メインエントランスのベルと(ポップなメロディ)

玄関ドアのジリリリーというベルが鳴りますが、

ポップなメロディが流れただけでコソコソ隠れてました。

 

 

 

昨夜は映画を観にお出かけ~

20:30からの遅めスタートでしたが、

家の改修のお兄さんたちが(そこまでおじさんではなかった)

19:00まで作業していて、バタバタと夕飯を食べて出発しました。

 

 

場所はCinema Elvire Popesco

 

 

Institut Francaisという

日本語で言うと、フランス文化センターというところにあります。

フランス語の本やDVDを貸し出したり、フランス語講座をやっています。

日本にも東京にあるみたいです。

 

 

今回観たのはこちら~

 

 

”PERFECT DAYS”

カンヌ国際映画祭で、主演の役所広司さんが男優賞を獲得した作品です。

 

ルーマニア語では "ZILE PERFECTE" ズィレ・ペルフェクテ

zileはdays(日々)、修飾する語は後ろに行きます。

そしてo zi(日)は女性名詞なのでperfecte、これが男性名詞ならperfecti

…。

 

 

この映画を皮切りにルーマニアでも映画祭が1週間に渡って行われるそう。

 

 

とっても大きい会場ではなかったですが、

チケットは完売で、この後も人がぞくぞく入り満席でした。

 

 

 

ドイツ人監督(「パリ、テキサス」とかの巨匠Wim Wenders)

の作品ですが、テーマが日本。

そしてトイレ清掃ときたら日本の色々が詰まっているだろうとイメージし

「何がメッセージになるか分からないけど、文化を超えて伝わるのかな…」と

私も自分の作品ではないけどドキドキしてました。出てもいない

 

 

色々書くとネタバレしそうで怒られるので控えますが、

私はとーーーても好きな作品でした!

 

 

エンドロールが流れている時点で、観覧後の解説?みたいなのが始まり

男性が(作中の衣装着てたから何か作品に関係ある人でしょう)

感想や考察?を話して、司会のお姉さんがさらに質問…

個人的にはエンドロールを見切って、余韻も楽しみたかったんだぁぁ涙

 

 

「こういう映画はねぇ、話し合うんじゃなくて各々が感じ取るものなんだよ」

と帰りに彼に文句言ってましたが

少し話し出したら止まらなくなって、結局話し合って意見交換してました笑

映画は一人で観たい方でしたが、

彼もすごく気に入っていたし、人と観るのも悪くないんだな~

 

 

音声が日本語で字幕がルーマニア語だったので

どの言語もですが、やっぱり訳って難しいね~と盛り上がりました。

 

例えば

よく行く居酒屋の店員さんが、一杯目を出しながら「お疲れちゃん!」

 

ルーマニア語では"Pentru munca grea!"と訳されていましたが

For hard work! 

大変な仕事に!←直訳だとこうなります

 

 

日本語は、会話するのに言葉以外の情報や表現に大きく頼る

ハイコンテクストな言語と言われますが

「お疲れちゃん」や「おかえり」

とかの言葉が持つ温かさって他言語でも伝わるのかな~。

よく行くお店の人に言われる「おかえり」って

とっっってもあったかくて特別ニコニコ

 

 

こんなことを考えながら映画を観て

日本の持つ美しさを再認識しましたにっこり

映像だけではなく、日本人の所作や感性など、

それがルーマニアの人にも伝わっていたらとてもうれしいです。

 

…日本人ではない監督が表現してるってやっぱり巨匠すごいな

ということでこの美しさは、きっと国境や文化を超えるのですね

 

 

日曜日はもう一本観に行きます!

さてもう週末だ!

皆さんも良い週末を~にっこり