今から約40年前、
1970年台後半のこと。
上京した姉が残していった数あるレコードの中にあった一枚のアルバム、それはローリングストーンズ不朽の名盤スティッキーフィンガーズで、一曲目のブラウンシュガーを聞いて痺れてしまった。
それ以来ずっと続く僕のストーンズ愛、ミックもキースもロンもチャーリーも、みんないつまでも仲良く元気で活躍していて欲しい。
僕が一番気に入っている歌は、1981年発表のアルバム『刺青の男』に収録されている
友を待つ(Waiting on a Friend )
当時僕はバンドでギターを弾いていたのだが、良く練習場でこの曲を口ずさみながらメンバーが来るのを心待ちにしていた。
最近、僕は30年以上のブランクがあったギターを再び手にして、思う様に動かない指使いながら一生懸命ギターを練習している。
見た目もギターの腕前も到底10代の頃には戻れないのだが、今でも口ずさむ歌はあの頃と同じで
友を待つ(Waiting on a Friend )
メンバーに再会しまた音を奏でられる時が来るまで、僕はギターをひたむきに練習しながら友を待つつもりだ。
そして今、もうひとり無事に帰ってくることを待ちたい友がいる。
その彼にもこの歌を捧げたい。