乳脂肪分がたっぷりで濃厚なココナッツ味のアイスに、マンゴーの果肉・カオニャオ(モチ米)・ピーナッツがトッピングされ、底には削ったココナッツの果肉が敷き詰められている。
いつも食べているアイス屋さんはトッピングビュッフェ(盛り放題)で40bh、このアイス屋さんは好きなトッピングを3種類選んで35bh、製造元が同じなのかココナッツアイスの品質はどちらも変わらない。
いつも僕の拙いプログをご覧下さる為に、貴重なお時間を使っていただき
有難うございます!
また『メッセージ・コメント』や『いいね!・ペタ』をいただいたり、facebookやLINEにて『いいね!・メッセージ』をいただき、ホント皆様には大変感謝しております。
アジア仕入旅 Vol.165 in タイ
僕は5月24日(火)~31日(火)までの8日間、今年4回目のアジア仕入旅でタイのチェンマイとバンコクへ行ってきました。
今回の旅でアジア仕入旅はトータル165回目、約3カ月ぶり83回目の訪タイとなりました。
初日 5月24日(火)
羽田空港を予定通り午前11時に発った全日空機は、定刻よりやや早めの15時35分にバンコク・スワンナプーム空港へと到着した。
機内から出ると、キンキンに冷房が効いた空港内を入国審査場まで延々と歩いた。
ガラス張りの外に目を移すと、列を成して並んでいる飛行機の近くで強い西日に照らされながら、暑い外で黙々と作業をしている作業員たちの過酷そうな姿が見えた。
そんな光景を見て、僕は思わず大きな声でつぶやいていた。
あれ、これ暑くないか⁉︎
暑い国だから
まあ暑いのはしょうがないけれど…
僕は呟いた自分の声の大きさに気付いて、今度は小声(何も声を出さなくてもいいのに)で、
でも限度超えちゃってないか⁉︎
これは暑そうだ!
と、そう呟いた。
出発時に羽田空港にて、バンコクからチェンマイへの乗り継ぎの手配が出来なかった為、入国審査後に一旦バンコクで降りてからチェンマイに向かう予定となっていた。
チェンマイ行きの飛行機の搭乗時間までは約3時間あったので、僕は時間潰しにとARL(街中に行ける電車)に乗ってひとつ目のLatKrabang駅で下車した。
僕は何処かに行くという当てもなかったが、小一時間ほど暇つぶしをしてみようかとホント単なる思いつきでこの駅に下車した。
まさにぶらり散歩道だ。
駅の右側は大きな道路が交差し車が多いが、左側は密集した住宅街。
僕が思っていた以上にこの駅で下車する人は多かったが、その全ての人たちがタイ人であった。
彼らについて行く様に駅の改札口を出て街中よりの階段を降りると
歩道が工事中
だったので、殆どの人が歩道と並行したARLの高架下に走っている鉄道の小さな駅のホームを歩いている。
僕もホームに入り少し歩くとやがてあぜ道となり、大きな道路の陸橋下のところでT字路にぶつかった。陸橋下のT字路で商売をしているバイク屋台。
下車したARLの高いホームから見る限り、駅の左側一帯は住宅街か南国らしい背の高い雑草が生い茂った空き地で見所は無さそうな場所であった。
しかし今の僕は、見知らぬタイの何気ない日常を垣間見たかっただけなのでこれで良かった。
少し歩き最初のT字路を左折すると、何ともイイ匂いが通りに漂ってきた。
壁に掲げられたタイ語と料理の写真の看板、イイ匂いから察すると相当美味しいローカル食堂なんだろう。
食堂と言っても、家の建つ敷地内の家の前に柱と屋根が組み立てられただけのスペースで、イスとテーブルが並べられ向かって右端に簡素な厨房があるだけだが、いかにも南国らしい雰囲気を醸し出しているローカルな食堂だ。
僕は食堂に入ると、
サワディーカップ!
と元気に笑顔で挨拶したのだが、お店を切り盛りしているお母さんと息子は僕が外国人であることを悟ると英語が喋れないのかソワソワしていた。
ここは辺りが住宅地で完全なローカルエリアなので、そうなってしまうのも無理はない。
思わずお母さんは、お客さんで来ていた黒いスーツにネクタイ姿(お堅い仕事なのか)の若い男性二人と女性一人のグループの男性に助けを求めた。
するとひとりの若い男性が僕の方へ振り向いて、
何を食べたいんですか?
と流暢な英語で話してくれた。
僕は
チャーハンが食べたいです!
と答えると、
具材はチキンとポークと海老があるけど何にしますか?
とすかさず尋ねてきた。
僕は迷わず
海老と答えると、
チャーハンは40bhです。支払いは食べ終わってからで大丈夫です。
と笑顔で話してくれた。
僕はお礼の言葉を言うと、緑の生い茂ったテラス席の側の席に座った。
ARLのLatKrabang駅、徒歩約7〜8分のローカル食堂
カオパット(タイ風チャーハン)
40bh(約130円)
日本とは比較にならない暑さのタイ故に、プリック(激辛唐辛子)の入ったナンプラーをかけて食べると、辛味がいいアクセントとなり食欲がそそられあっと言う間に平らげてしまった。
食べ終えて暫しひと休み。
暑さが半端ないだけに、生暖かい風だが食堂に吹き込む風は心地良かった。
店内には男性ボーカルで長閑な演奏のマッタリとしたタイらしい音楽が流れていて、夕食の時間というのもあってか徐々にお客さんがやって来て、お母さんと息子の二人は懸命になって厨房を切り盛りしていた。
あ〜
何か、春の益子陶器市でやってたcafeALESSを思い出すな〜。
そんな慌ただしく厨房を切り盛りしている親子の姿を見つめながら、僕は思わず独り言を呟いていた。
あ〜
期間中の10日間で、ガパオライスとカレーを合わせて1200食以上もこなしたんだもんな〜。
みんなの手助けがあったから出来た訳で、ホントよくやったよな〜。
その後、地元百貨店での12日間の催事を終わらせ、
この一カ月間、限られた時間の中で自分がやるべきことを精一杯力の限りやり尽くした。
僕はイスに深く腰を下ろしたままボォ〜と遠くの空を見つめ、感慨深くこの一カ月間の出来事を振り返っていた。
あ〜
このローカルなムード、悪くないな。
妙に落ち着く…。
僕はこの一カ月間にあった色んなプレッシャーから穏やかに解放されていくのであった。
あの頃の僕と同じだな。
厨房の忙しさがひと段落し安堵の表情を浮かべている親子に、僕は優しく微笑みかけ意味なく頷いていた。
その後、食堂を後にした僕は来た道を戻りARLのLatKrabang駅から電車に乗り空港へと引き返した。
19時55分。
闇の滑走路を『ゴォ〜!』と轟音を立てて、タイスマイル航空のチェンマイ行きの飛行機はバンコク・スワンナプーム空港を定刻で飛び立った。
機体が大きく旋回した後に上昇していくと、窓の外の景色はまるでダイヤモンドを散りばめたかの様にキラキラとした光を放つバンコクの街明かりに埋め尽くされた。
- 続く -
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きっと大きなチカラになる!
亜細亜文化経済研究所
私の主宰する当研究所(ACEL)では、様々な角度からアジアの国々の文化に触れ合い、経済的交流や人的交流を、今後積極的に行っていこうと考えております。
国籍を問わず、当研究所の趣旨にご賛同して下さる方、同じ様な志を持っておられる方、アジアの国々や当研究所の活動にご興味のある方は、下記のホームページをご覧のうえ、取りあえずALESSまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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僕はこれまでお仕事通じて200回弱(プライベート旅行を含む)の旅をしてきましたが、その旅の記憶をアジア仕入旅アーカイブというタイトルでブログにアップしております。
まだ始まったばかりで画像も無く文面だけですが、もしご興味のある方はそちらのブログもご一読いただければ幸いです。
こちら!