今日は急きょ。

朗読クラブを休んで。



かねてより体調を崩していた身内のところに

お見舞いに行ってきました。



そこは。



もう手の打ちようのない患者さんが入る病室で。



ロビーなんか

お花がいっぱい飾られてて

いい香りがするし。


座りごごちのよさそうなソファがあったりして

まるで、いいホテルのラウンジのよう。



週に一度

このロビーでハープやらピアノやら演奏してくれるそうで。



他にも、アロママッサージやらなにやら至れり尽くせりなのだそうです。



ここだけ聞くと、わーいいなぁって思うでしょ。



でもね。



当の本人はもうベットに寝たきり状態。



病室ではテレビはついているけれど


見ているのかいないのかわからない状態で。


話しかけても、表情ひとつ変わらないんです。



それでも、義母は一生懸命

いろいろ話しかけながら

腕や足をさすったりしていて

なんだか見ていて切なかった。



帰りも、きれいにネイルされてる手を握って

「また来るからね」って名前を何度も呼んでみたけど

何の反応もなくて

手も冷たくて力がなくて

涙が出そうになりました。



先生によると

「今月いっぱい」なんだそうです。



この病棟に移った時は

その意味も理解して泣いたりもしていたみたいですが、最近はわからなくなってきたのか涙も流さないと言ってました。



だんだん表情もなくなっていくみたいです。



なんか、重たい話になってしまいましたが


ちゃんと残しておこうと思って書きました。



本人はもう意識がないからわからないっていうことですが、たぶん、どこかにちゃんとしている意識はあって。

そこで自分の現状を見ている気が私はするんですよね。




変な話ですけどね。


今日はいろいろと深いことを考えてしまう一日でした。



なんか人生って…


や、今日はこの辺でやめときます。



ではでは。