ちゃまるは海賊に捕まってしまい、
船室へ閉じ込められていました。
叫んでみても誰にも聞こえない様子・・・。
幸いなことに、ちゃまるは子どもだったので、
縛られることはなく自由に動けました。
薄暗い中、ちゃまるは周りを見渡しました。
しかし、特に何もありません。
ふと隣の木箱をみると、
見覚えのあるものを発見しました。
それはプロンテラ大聖堂の地下で見つけた
あの恐ろしい卵に似ていました。
ちゃまる:『 こ、この卵・・・しゃべらないよね・・・?』
ちゃまるはしばらく卵を見つめていました。
しかし何の反応もありません。
ちゃまる:『 ・・・だよね 』
ちゃまる:『 もしかしたらプロンテラのあの卵が 』
ちゃまる:『 おかしかっただけだよね・・・ 』
ちゃまるは安心してその場に座りました。
ちゃまる:『 とりあえず、どうしよう・・・ 』
ちゃまる:『 ・・・逃げるしかない!』
ちゃまる:『 なんとか隙を見つけなきゃ・・・ 』
ちゃまる:『 このままだとやられちゃうぷにぃ・・・ 』
ちゃまる:『 なんかとんでもない事になってきちゃったな。』
ちゃまる:『 お家に帰りたいよう~・・・ 』
どのくらい時間がたったのでしょうか・・・
船の上が慌しくなってきました。
すると暗かった船室に光が差し込んできました。
海賊:『 出ろ!』
海賊はちゃまるを船室から連れ出しました。
久しぶりの光に目がくらみ、
やっと景色が見え始めると、
ちゃまるは全く知らない場所にいました。