ロナルド・レーガン、ジョージH.ブッシュ、ビル・クリントン - これらの人たちの共通点は何だろう?

当ててみて下さい。

その通り!

彼らは、合衆国の大統領だった。

しかしながら、それだけではない。

彼らに共通する別の点があるのだ。

彼らは皆左利きなのである。

あなたも左利きだろうか?

もしそうだとしたら、あなたは左手を使うことを好む何百万人もの人々のうちの1人なのだ。

もし、人々に右手を使用することを強いる社会がなければ、さらに何百万人の左利きの人がいるだろう。

左利きを理解する為には、私たちは脳を見なければならない。

人間の脳は、左と右という2つのサイドから成り立っている。

脳の左半分は体の右側をコントロールし、右半分は左側をコントロールする。

それらは体の両側をコントロールする為に協力し合う。

しかしながら、右手の人の場合は左半分がより強く、一方左利きの人の場合は右半分がより強いのである。


最初の書法は右から左だった。

しかしながら、紀元前5世紀頃にギリシャ人が左から右へと書き始めた。

なぜだろうか?

彼らは「右」は善、そして「左」は悪だと信じていた為、彼らにとって「右へ」書くということは「善」のほうへと移動するという意味だったのだろうか?

誰にも分からない。

何世紀か前、カトリック教会は左利きの人々が悪魔の使いだといった。
カトリックの学校は何年もの間、左利きの生徒たちに右手を使用するよう強いた。

数世紀が過ぎるにつれ、ますます多くの人々が読み書きをできるようになった。

より多くの子供たちが書くことを学ぶにつれ、より多くの左利きの子供たちが右手で書くように強いられた。

しかしながら、アメリカでは1930年代から左手で書くことを子供たちに許可し始めた教師もいた。

今日、ほとんど皆がそうすることは平気だと考える。

左利きの人々にはまだいくつかの問題がある。

より多くの左利きの人々は、文字や単語を左右逆に見てしまう。

例えば、彼らはdをb、wasをsawと呼んでしまうかもしれない。

また、書きながら左手で自分の書いた文字を汚くしてしまう傾向がより強いからである。