"育児休業中のリスキリング"
(学び直し)












育休明け復職1年。

毎日がただただ目の前のことをこなして過ぎていく日々です。



育休中に戻りたいな〜と思った事がないと言えば、嘘になります。
しかし、100%の気持ちで育休中に戻りたいかと言われると、そうではない自分もいます。



それは、生まれたばかりの赤ちゃんを毎日相手する事が、どれだけ大変で辛いかを経験したから。
と言えると思います。




私は今まで複数の仕事を経験してきました。



ですが、どの仕事よりも生まれたばかりの赤ちゃんを育てた最初の1年が何よりも辛かったです。


24時間関係なく、起きる、泣く、機嫌が悪い赤ちゃんをずーっと相手します。
1人目を出産した直後は、未知すぎて、
"いつトイレに行けば良いのか?"
"お風呂に入っていても気になってゆっくり入れない"
"寝ていても、気になって熟睡できない"
そんな日々が何ヶ月も続きます。


それに加えて、原因不明の鼻血や蕁麻疹など
自分の産後の体のダメージにも悩まされました。




1人目の子は特に、
寝ない!よく泣く!
昼間はずっと抱っこし、寝ても置くと泣くので、抱っこしたまま何もできず。
夜中も泣くたび抱っこしてユラユラ。
それが毎日続きました。



そんな日々の中で、自分のために何かしよう!とか、何かしたいと思うことなど、
1ミリもありませんでした。


もともと好きだったおしゃれも、
したいと思えるようになったのは、
子どもが8ヶ月くらいになったときからでした。













そんな生活を送っているママやパパに
「学び直し」を!
とは、私は絶対に言えません。


確かに中にはできる方もいます。
2人目、3人目の子育てであれば、
できるかもしれません。



私は2歳差の2人を育てています。
2人目の育児は確かに心の余裕が生まれます。
しかし、イヤイヤ期の1人目と生まれたばかりの2人目を同時に相手する毎日。
2人目の育休中でも、とてもそんな時間や体力はどこにもありませんでした。









私が目にした情報では、
少子化対策として、このリスキリングが導入されたとか。

私は疑問を抱きます。


少子化対策の1番の解決策は、
子どもをたくさん産んでもらう事。

この晩婚化の時代に
子どもをたくさん産むということは、
女性としては、リミットがあるため、
あまり子どもの年齢差をあけることができません。


小さい子を複数抱えた生活が
どれだけ大変か、
どれだけ時間が足りないか、
本当の意味で分かっているのだろうかと思います。



きっとこの制度を発案、導入した方は
毎日離乳食を作った事がなければ、
毎日夜間授乳をした事がなければ、
毎日夜中夜泣きに付き合ってなければ、
育児を365日、24時間やったことのない方なんだろうな〜と
思わざるをおえないです。










私の働いている会社でも、
資格を取ることを推奨されました(国家資格)
私の会社は20代30代の女性社員が多く、
今まさに主婦をしながら、ママをしながら、
働く人ばかりです。


勝手に推奨や制度を導入することは
構わないですが、
もう少し時代にあった考え方を社会全体が持っていけると良いのになと思います。


結局は男性優位の社会が未だ抜けずに
男性が育児や家庭の為に仕事を休む事がしずらい社会。というのが関係してくると思います。



そのしわ寄せがママに来ているのです。
それは働くママも、育休中のママも、働いていないママも、子供のいない方もみんな一緒です。



"家のこと=女性がやること"


未だにこう思っている男性は多いのではないでしょうか。


そんな中で"学び直し"
ふざけるな!です。
現状、育休をとるのは大半が女性。
もっと男性も育休を取得でき、
その間に"学び直し"なら大いに結構。





もっともっと社会を変えていかないと、
少子化は減少しないだろうなというのが、
子育て中のママからの意見でした。