【古寺巡礼】  ~白隠の里を歩く~

 

長興寺(1)縁起

 

臨済宗妙心寺派 海上山 長興寺(ちょうこうじ) 

沼津市大塚299

開創:康安年間(1361~62)

開山:友嶽和尚

 

※江戸時代、白隠禅師のもとを訪れた全国からの雲水の宿坊となっていました。当寺から松蔭寺までの小径を「白隠みち」と呼んでいます。

 

* 室町時代の康安年間に、鎌倉建長寺開山の大覚禅師の弟子であった友嶽禅師が行脚中に当地に来て海の響きを感じ、山号を海上山とした堂宇を建て念持仏の「虚空蔵菩薩」を安置したのが長興寺の始まりです。当時は現在地よりもっと海寄りにあったようですが、江戸時代になって東海道が整備され移転、幕府の政策で妙心寺派に編入されたようです。(東海道ができる前は浦方道として現在の松原の中に道があった)

 

* 本堂は戦前に台風により損壊。戦後の昭和29年(1954)に再建落成しました。(それまでは金毘羅堂を仮本堂にしていた)

 

 

 

          

     長興寺参道                 山門前の表示

 

   

       山門               左:本堂  右:庫裏

 

   

       本堂         本堂の扁額 三島沢地の龍澤寺、山本玄峰禅師の揮毫

 

   

      本堂内部                  庫裏

 

 

 

             

      常念灯籠             文化四丁卯年二月日(1807)

 

            

           掲示板に貼ってあったポスターかな?