【古寺巡礼】 ~白隠の里を歩く~
西念寺
時宗 海原山 西念寺(さいねんじ)
沼津市原120
開創:弘安年中(1278~88)
開山:素現和尚
※ 西念寺門前に生家があった白隠禅師(当時の幼名=岩次郎)は貞享2年(1685)12月25日乙丑年生まれ、また丑の月丑の日であったそうです。11才の頃母に連れられて行っていた昌原寺での地獄の話から、天神様が一切の苦しみを救ってくれると教わり日々参拝していたそうです。
*昔は山門も観音堂もあったようですが、延宝年間(1673~81)の火災で堂宇が焼失、再建後も明治26年(1893)の鉄道火災により本堂等が類焼してしまいました。現在の本堂は大正15年(1926)に再建されたものです。
*山門はありませんが境内に入って左手に天満宮(天神様)の社があり菅原道真公が祀られております。2月も末だったので参道の紅梅白梅も満開は過ぎ、本堂裏の墓地に植えられていた河津桜が満開でありました。
西念寺参道(右側ブロック塀の所が白隠生誕地) 左:本堂 右:庫裏
境内入口のフェンスに付けられている説明板 本堂向拝
向拝蟇股「親子龍」 向拝木鼻の「振向獅子」
水引虹梁の「浪に千鳥」 歴代住持の墓所
墓地に植えられている河津桜が満開 紅梅白梅の満開は過ぎてしまった天満宮
庚申塔 笠付角柱 文字碑 庚申塔 笠付角柱 文字碑
(裏面)貞享三天丙寅初冬如意珠日(1686) (正面)寛文七丁未年霜月念日(1667)
正面・右・左下に三猿の浮彫 他は摩滅・剥落がひどく判読できず