ナナ:絶対目ぇ覚ましたげる!コゥにぃ!!
私は飛んでくるカードをよけながら、剣を振った。
カードは私の頬をかすめ、足や頭を次々引き裂く。
私は何とか立っていた。
ナナ:うぐっ
一枚カードが腹を貫いた。
レナ:(ナナー!!私に変われ!!)
ナナ:無理だよ!これは私と・・・・私の兄との戦い・・・・手出ししないで。
今レナに変わったとしても次々飛んでくるカードをよけきれない。
レナまで傷つけさせたくない。
レナ:(・・・分かった)
ナナ:うあああっ
私はフラッとして膝をついた。
立ち上がろうとしても、体が言うことが効かない。
ナナ:うぅ・・・
コゥ:これで・・・・終わり・・・くっ
兄が一瞬よろめいた。
コゥ:終わりだ!!!
カードが一斉に私を引き裂いた。
ドクン・・
コゥ:ふぐっ!?
ナナ:コゥ・・・・・に・・・ぃ?
ドクン・・・
コゥ:うああっ
兄はとどめを刺そうとしたが、またよろめいた。
そして瞬間移動で消えた。
ナナ:・・・・・コゥ兄?・・・・・うっ!
ソラ:ナナーーー!どこだーーーー!!
レア:あ・・・あれ!
オズ:どうしたんだ・・・!?
ソラ:!?ナナ!!!ナナー!
私は薄れゆく意識の中でソラ達が名前を呼ぶのが聞こえた。