どさくさに紛れて | オッサンの戯言

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震災復興の為の財源確保って大義名分を掲げたつもりなのか?

ここへきて「増税」を口にする閣僚・内閣関係者達が出始めた。

国としてはただでさえ財源不足ってところに震災復興と言う臨時の超特大の出費ですから、増税なんでしょうけど、一体復興にどれだけの金額が必要でどれだけ不足してしまうのか?

しかしまだ震災被害の全貌が見えていない、被害状況が見えていないのに金だけ集める?

復興案も出来上がっていないのに金集めは始める?どさくさ紛れもいい加減にしろ順序が逆!

復興に必要な金額に対して不足がこれだけあるから、その分を増税って形でってなら声高に増税反対と言える人は少ないでしょうけど、今まだ何も決まっていない段階で増税論だけが先走るのはどうもねぇ。

財務省の小賢しい官僚の考えそうな事ではありますが、それに乗っかる現内閣もどうなのか?

広範囲の甚大な被害は国民誰もが知っている事で、それを復興するには莫大なお金が必要なのも判る事ではありますが、被害の全貌も復興にかかる費用も一切判っていないのに、ただただ増税じゃ国民は納得しませんぜ?

統一地方選挙も終わって、菅総理には民主党内からも風当たりが厳しくなる、菅おろしが吹き荒れる中で解散総選挙なんて事になれば復興は遅れるし、内閣総辞職でも民主党代表選挙なんてバカげた事されても同じ事だしなぁ。復興って事だけで言えば誰かに禅譲もありかも知れないけど…ただそうなったとしてもこの難局を乗り越えられるだけの器がある政治家は皆無に等しいからねぇ。

統一地方選挙の結果を受けて、かつての与党は鼻息荒く打倒菅内閣と言ってますが、民主党不支持がそっくり自民党やらを支持に移動してきた訳ではない、そこを勘違いされては困るんだよねぇ。既存政党に対しての不信感がある一方でそれを受けてくれる受け皿がないから仕方なくって人が多いのですから。

仮に自民党が政権復帰したところで、今の状況が劇的に変わる事はないってのは、先の総選挙で民主党へ政権が移ってから劇的に変わらなかったことで国民は学習済みですからねぇ。今の財政状況は自民党の無策で膨れ上がった赤字で民主党が四苦八苦、自民党が政権復帰したからこれがチャラとはならないし、例え増税反対が旗印の社民党やら共産党が政権取ったしても、この震災復興に増税なしで立ち向かうのは不可能だし…

増税止む無しではありますが、まずは増税ありきの姿勢は如何なものなのか?