🔰BMW初心者→シャフト使いへの道(乗り物と食べ物と生き物と)

 

RnineT Racerのエンジンオイルを空冷の水平対向エンジン用オイル、ガルフの911に交換しました

 

 

RnineT Racerのオイル交換を行いました

 

余っていたポルシェの空冷水平対向エンジン用のオイル

 

ガルフ911の15w50を入れてみます

 

RnineT Racerは乾式クラッチなので
 
自動車用のオイルが使えるんです
 
こういうとき便利ですね
 
 
ただ、一般の自動車用のオイルは
 
水冷エンジンで開発されています
 
当たり前ですよね
 
空冷エンジンの車なんて周りを見回してもないですから
 
ガルフ911だけは別です
 
ポルシェ911と一緒に空冷エンジンを研究してきたオイルです
 
 

そして、自動車用のオイルってマーケットが大きいので

 
バイク用より安いんですよね
 

バイクなんかでもよく使うモチュールの300Vは

 

ペール缶(20L)で8万円弱

 

ガルフ911はペール缶で3万円ちょっとです

 

まあ、空冷エンジンでよく使う

 

タクミオイル10w60(エステル)なんて

 

 

ペール缶(20L)2万円ですけどね(笑)

 

そして、空冷のエンジンってちょっと独特で

 

エンジンの温まり方(温度変化)が急なんです

 

エンジンをかけて念入りに暖気せず

 

バイパス等、速度域の高い道路に出てしまうと

 

強い風を受けてしまいしばらく冷えたままです

 

 

低温でもサラサラなマルチグレードみたいな技術も重要になってきます

 

そこいくと水冷エンジンは空冷とは違い寒い冬の朝

 

エンジンをかけたばかりの状態では

 

冷やすための水をシャットアウト

 

サーモスタットがエンジンを冷やさないようにします

 

エンジンが温まるまで水を循環させません

 

 

空冷のエンジンは

 

(SCR950、メグロ、RnineT Racer)

 

寒い冬の朝、エンジンをかけると

 

当然ですがエンジンの周りの冷気で

 

エンジンを冷やしてしまいます

 

そこで暖気しないで(通勤中の私)走ってしまうと

 

 

走行風でもっと冷えます

 

固まったドロドロのオイルで走る時間が

 

水冷エンジンより長いんです

 

空冷エンジンに必要なオイルは

 

モービル1のCMではないですが

 

レトロ系 on Twitter: "モービル1 1974年。エクソンモービル ...

 

バナナで釘が打ててもサラサラで

 

温度変化に強い事が重要なんです

 

ガルフの911はそんな空冷エンジンについて

 

ナロー、ビックバンパー、964、993と

 

ポルシェと一緒に

 

30年も研究して特徴を考慮してあり

 

 

水冷エンジンの時代に開発されたオイルとは違うんです

 

でも現代の最新技術で作ってある数少ない空冷エンジン用オイルです

 

気候に左右されやすい空冷エンジンを

 

1年を通して調子よく保ってくれます

 

実際空冷のポルシェと相性が良くて

 

アイドリングから高回転まで

 

 

真夏から真冬まで油温、油圧も安定します

 

値段の割には性能がいいんです

 

まぁ20Lで8万円のモチュールには

 

敵いませんけどね、300Vの

 

オイル交換って自分でやっても

 

一回4万円!は とほほ です(笑)

 

 

話が脱線しましたが

 

給油口を開く前にエアでゴミを飛ばし

 

シュレッダーダストを下に置いて

 

ドレンボルトを外します

 

出てきたオイルはシェブロンの15w50ですが

 

 
太陽にかざしてもきらきら光る鉄粉も少なく
 
粘度が下がってシャビシャビになってもいませんでした
 
もう使う事もないポルシェ用のオイルをいれ
 
ワイヤーロックをして今年の夏にそなえます

 

 
ロッシ「ポルシェ964のオイル交換は一回10L必要、ペール缶の半分使うんだよね。まだ予備にガルフ911のペール缶がもう1缶あるのよ、どうするんだろうね。」