ヨルハ Ver.1.1 アルファ部隊公演 | るんどどど

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遠藤瑠香さんとMia REGINAさんとスフィアさんが好き。
ライブや舞台など推し事感想文とかをたまに書きます。

2015/5/23~5/31新宿村LIVEにて公演が行われた舞台「ヨルハ Ver.1.1」を観てきました。

ヨルハver.1.1

5/10(日) チケット販売&握手会イベント
5/26(火) 公演19:00~ (アルファ部隊初日)
5/30(土) 公演13:00~ 18:00~ (アルファ部隊楽日)

チケット販売握手会と本公演3回を観ました。
結構な長文になったので下記の3部構成に分けました。興味がないところは読み飛ばして下さい。
【観劇までの経緯】【公演の感想】【サイン&握手会】


【観劇までの経緯】
握手会チケット販売イベントの告知をtwitterで見かけて気になって舞台の内容を確認したら出演者全員と握手できると書いてありました。

ん?全員!?

出演者40人くらい居るんですが本当に全員なのかと何度も見直しても全員と書いてありました。

演者

つまり瑠香ちゃんみほちゃんえりさん有菜ちゃん(アイカツ!歌唱担当の4人)と握手できるということか・・・見事につられて参加することを決めていました。

握手会は長机がコの字型に並べられて内側に演者さんがずらーっと並んで外側を客が回りながら1人ずつ握手するという流れでした。
40人以上の女子と握手するという未だかつて経験のないハードルの高いイベントでしたが、あああ握手会とかはじめてじゃないしだだだ大丈夫ダイジョウブ言い聞かせてなんとかクリアしました。

瑠香ちゃんとはなんとか挙動不審にならずお話できた思います。
名前を聞かれたので「るんどです」と答えたらtwitterでリプしたのを覚えてくれていてテンション上がる私がちょろいオタクだ!

完全ダブルキャスト制でアルファ部隊とデルタ部隊の2チームでの公演があったのですが、観に行ける日程がアルファ部隊の楽日5/30(土)だけだったので、チケット販売会では楽日の昼夜2公演のチケットだけを買いました。

それから2週間が経ち5/24(日)の夜アルファ部隊メインキャスト4名が出演したアメーバスタジオの番組NIHK(ニエイチケー)を視聴しました。それまで、瑠香ちゃん以外のメンバーをよく覚えてなかったのですがこの番組を見てやっと名前と顔が一致しました。
瑠香ちゃんの天然ぷりも素晴らしかったですが他のお3方もなかなかに濃いキャラクターをお持ちで人を覚えるのが苦手な私でも一発で覚えられました。
無料放送は良かったのですがその後のプレミアム放送(有料)を最後まで見てたらいつの間にか\6,000ほど溶けててちょっと引きましたが後悔はありません。

この放送を見てたらやはり楽日だけでは勿体ない気がしてきてなんとかアルファ部隊初日公演を観れないものかと考え始めました。アルファ部隊初日は5/26(火)19:00公演開始なので逆算すると・・・遅くとも16時には会社を離脱しないと間に合わない!

これは無理だ!よし!午後半休を取ろう!

ということで当日まで本当に観に行けるか分からなかったのですがなんとか午前中にやることをやって午後から会社を脱出して観に行くことができました。



【公演の感想】
20人以上が登壇する舞台なのにそれぞれのキャラが立っていて、それぞれのストーリーがあり世界に引き込まれました。メインで話している演者以外の表情や小芝居など見どころが沢山あり何度見ても楽しめる内容でした。
舞台が手狭になるくらい人数が居るのに激しく動き回り手刀や刀剣を振り回す殺陣もあって迫力もありました。きっとすり傷や痣を沢山作りながらの厳しい稽古だったのだろうと思います。
特に印象的だった役とシーンについて書いていこうと思います。

・赤い少女タームα(葵叶望)/タームβ(片瀬美月)戦場に似合わない真っ赤なドレスと人形のような端麗な容姿と無機質な発声がものすごい違和感を放っていて不気味な怖さを演出していました。
2人がアカペラで歌う歌は綺麗で危うげでこれまでに聴いたことがない「大きな古時計」で衝撃的でした。

・司令官(村上友梨)
無表情で冷徹に振る舞いながらも時折見せる心中の葛藤や優しさが印象的でした。
初回は黒幕かも?と思って観始めたのですが、実は一番精神的に追い詰められている役なのではないかとと分かり2回目以降は随分見方が変わりました。シードを看取るシーンでは司令官の心中を考えると自然と奥歯を噛みしめて観ていました。

・カルミア(瀬戸田晴)/クレマチス(佐倉星)
カルミアは自信家で男前なところと好奇心旺盛な少年っぽいかわいさのバランスが素敵でクレマチスが惚れてしまうのも仕方ないなぁと思いました。
2人の登場シーンでカルミアが二号四号とべたべたしてるの見てやきもきしているクレマチスが可愛かったです。短い尺の間に2人の性格と関係性がしっかり掴めました。
カルミアが失明した後の瀬戸田さんの演技は一歩間違えば怪我をしかねない迫真の演技で、見ているのが苦しくなるほどでした。
最後に成すべきことを成して信頼し合った相手と寄り添った最後を迎えられたと考えると全ての役の中で一番幸せだった二人のように思います。

・十六号(岸田麻佑)/ダリア(すずきぺこ)
岸田さんは公演前に見たアメスタで話してる様子を見ておっとりとした物腰やわらかな印象を受けていたので、十六号を演じているときギャップに驚きました。気性が荒くいつも怒っているような役でしたが何か上手くいった時や頼りにされた時の嬉しそうな顔がかわいかったです。
余計なひと言が多くて喧嘩ばかりしていてもいざという時は仲間想いのいい子でした。
(ハッ!? ジャイアンタイプか・・・!)
十六号の喧嘩相手になっていたダリヤとの掛け合いがテンポ良くずっとこの2人はずっと見ていても飽きないなと感じました。最初は本気でいがみ合っていたのに気付けば軽口を叩き合う好敵手になっている二人の関係が素敵でした。
暴走したリリィを助けた後にダリヤが十六号の肩を叩いて、二人で拳を合わせて十六号がドヤ顔を決めるのがお気に入りのシーンです。

・二十一号(なあ坊豆腐@那奈)/アネモネ(荒木美歩)
主演4人の内3人は昨年公演からの続投再演であり、なあ坊豆腐@那奈さんだけが新規メンバーだったそうです。私は前回公演は観ていないからかもしれませんが、この4人のヨルハ部隊がすごくしっくりきているのでもし再々演でVer.1.2?が実現するならばまたこの4人のヨルハ部隊が観たいです。
最初は二十一号は冷静沈着で淡々と任務を遂行するアンドロイドかと思いましたが、実は自分の存在価値がどこにあるのかを一番求めて思い悩んでいるように思いました。
ヨルハとレジスタンスという立場は違いながらも同じように自分の存在価値を探している二十一号とアネモネが強がりながらも少しずつ分かり合いながら互いに救い求めている様に思えて二人のラストシーンは切ない思いがこみ上げてきます。
容姿も立ち振る舞いも綺麗な2人で役としての想いも似たところがあるので、それほど2人の会話の時間が長い訳ではないのに良いパートナーという印象が強かったです。

・四号(船岡咲)
アメーバスタジオの放送で稽古の日数が1週間もないという話を聞いて居たのに初日公演を観てもとても5日で仕上げたとは思えない安定感でした。
ヨルハ部隊では唯一初めから片目の目隠しを外しているので表情も見えやすく、喜んだり怒ったりからかったり表情がころころと変わって見えて面白かったです。
(目隠しは黒いレース素材で片側の視界だけ黒くなるせいで苦労されたようです。)
戦場であることを忘れるような明るい笑顔で屈託なく笑う様子がとてもかわいかったです。
逆に殺陣やラストの自爆シーンでは凛々しい表情が格好良かったです。

・ソニア(天音みほ)/ローズ隊長(相田瑠菜)
ソニアちゃんは癒しでした。一挙一動がやたらかわいい。
お姉ちゃん(ローズ)の役に立ちたくて一生懸命な姿が健気でした。資源回収を立候補するところとかのかわいさは尋常じゃない。
ローズ隊長は慎重でありながら決断力もあり、レジスタンスのメンバーからの信頼が厚い頼りになるリーダーでした。かっこいいかっこいいかっこいい!と思っていたら、アルファ部隊楽日終演後の挨拶で演者全員が一言ずつ挨拶した際の相田瑠菜さんが劇中とは打って変わってとてもかわいい人で驚きました。あのギャップはずるい!
ソニアとローズどちらも好きな役なので二人が互いをかばい合いながら倒れるシーンは何度見ても辛かったです。

・二号(遠藤瑠香)
ヨルハは主演が瑠香ちゃんだったので観に行こうと思いました。
AIKATSU☆STARS!のるかちゃんが歌って踊っているところは何度も見ていたけど、舞台ではどんな演技を見せてくれるのかとても楽しみにしていました。
ヨルハ部隊はレジスタンスの面々よりも恐れを知らないように見えて、二号以外のメンバーが恐怖や焦りなどの感情をあまり見せないのでその分二号がヨルハ部隊の弱さや脆さの表現を一手に担っているように感じました。瑠香ちゃんの咽が心配になるくらい悲鳴のように叫ぶ台詞が多くて真に迫る焦りや恐怖の表現が舞台に臨場感を与えていたように思います。
二号は頼りないけれど思い悩みながらも隊長を務めようと必死に足掻く様子を見て心の中で応援していました。中盤までの頼りない様子とは対照的にラストの殺陣やダンスはとても格好良くてシビれました。

初日公演を観終わったときにダークファンタジーというだけあって暗く殺伐とした世界観と悲しい結末を見て気持ちが沈んでいたのですが、終演の挨拶で目隠しを外した瑠香ちゃんのいつも通りの笑顔を見てすごくほっとしました。

・十一号(愛野えり)/十二号(市倉有菜)
ボーカルで参加と聞いていたので声だけの出演なのかと思っていたのですが、しっかりヨルハ部隊の衣装を纏ってステージに登場したので驚きました。
アイカツ!の楽曲で聴くかわいい声とは全く違って、人間味が抜けた無機質な歌声に驚きました。ヴィジュアルと歌声から神々しい雰囲気が漂っていて二人の歌声がステージ上を支配しているように感じました。
オープニングとエンディング共に作品の世界観とストーリーを踏襲した内容になっていて、歌とダ
ンスと演出が一つになっていて日常とは切り離された異世界を作り上げていました。

当日「ノルマンディー/ガダルカナル」の2曲を収めたCD販売があったので購入しました。
この感想文を書くときもずーっと聴いていたのでiTunesの再生回数が2曲合わせて50回を超えてました。

・まとめ
ヨルハは魅力的なキャラが沢山いてそれ故に終盤次々と仲間が倒れていく様を見るのがとても辛かったです。
正直に言うと私はあまり悲劇は好きではなくて、苦難があっても乗り越えて最後はみんなで笑えるようなお話の方が好きです。
それでもまた観たいと思ってしまう不思議な魅力を持った舞台でした。
絶望的な世界で己の存在価値を求め、救いを求めて、仲間を想い、仲間を守り、必死で戦う中で見える強さと弱さに惹かれるものがあるのだと思います。

今回は再演でありながら脚本演出衣装全てがバージョンアップしたためヨルハVer.1.1としたようです。再々演や続編があったとしたらVer.1.2 Ver.2となるのでしょうか?
また同じメンバーでの再演も是非観たいし、二号とアネモネどうなったのかとても気になるので続編があって二号とアネモネが登場してくれるととても嬉しいです。
いずれにせよ何かの形でヨルハの作品が続いてくれることを願います。
そしてその舞台に瑠香ちゃんが出演できることを願います。


【サイン&握手会】
終演後、全ての公演日でサイン&握手会がありました。
物販2000円毎に演者1人にサインをもらって握手できるということだったので、パンフレット、台本、CD、Tシャツ、ブロマイドなどを沢山買ってしまいましたぁぁぁぁぁ
結局いくら使ったのかちゃんと計算していないのですがお財布の中の諭吉さんが2人くらい居なくなったような気がしています。

サインや握手ももちろんとても嬉しいのですが、なにより終演直後に演者さんと直接お話できるイベントというのはとても魅力的でそれくらいお支払する価値はあったと思います。
サインを書いてもらいながらたっぷりお話する時間があって素晴らしかったです。
頂いたサインは形に残る想い出として大切に保管しようと思います。



天音みほちゃんとアイカツ!の話をしていたら楽日昼公演の時にサインにグラシアス!と書いてもらって嬉しかったので、夜公演の後でお礼として丁度その週稼働したDCDアイカツ!第5弾の珠璃ちゃんのカードをプレゼントしてきました。
みほちゃんは舞台のお仕事はヨルハVer.1.1が3回目ということで握手会の対応も初々しいところがありかわいかったです。珠璃ちゃんのソロ曲を歌っている時のみほちゃんはオトナな雰囲気があるのですが実際に話してみると随分イメージが違いました。

瑠香ちゃんは初めてAIKATSU☆STARS!のイベントで見たときに本当に楽しそうないい笑顔が印象的で気になり始めたのですが、至近距離でのその笑顔はものすごい威力でした・・・。
初日公演の後のサイン会では、チケット販売の時に一度名前を聞かれただけだったのにしっかり名前を覚えてもらえてて感激しました!
ステージ歌っている時は歌もダンスもすごい安定感があっていつも笑顔を絶やさなくて”アイドル超人”かなと思ったりするくらいパーフェクトな感じがあるのですけど、話してる時はほわほわしてて、すごく、とても、かわいかったです。
歌も踊りもめっちゃプリティだけど、、やっぱり!トークだね。あ!どっちもです。

最初は握手会につられて軽い気持ちで観に行ったのですが、そんな動機で観に行ったのが申しわけ無くなるくらい素敵な舞台でした。
ヨルハVer.1.1の制作に携わった全ての人達とこの演劇に巡り会うきっかけをくれた瑠香ちゃんに感謝します。