親子の絆。
小さな花もいろいろとお持ちかえり。
鮮やかな花も好きだけど、緑と白のお花は
より優しい気持ちになりますね。
今朝はそんな優しい気持ち、感謝の気持ちが
あふれる詩をご紹介します。
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ごめんなさいね おかあさん
ごめんなさいね おかあさん
ごめんなさいね おかあさん
ぼくが生まれて ごめんなさい
ぼくを背負う かあさんの
細いうなじに ぼくはいう
ぼくさえ 生まれなかったら
かあさんの しらがもなかったろうね
大きくなった このぼくを
背負って歩く 悲しさも
「かたわな子だね」とふりかえる
つめたい視線に 泣くことも
ぼくさえ 生まれなかったら
ありがとう おかあさん
ありがとう おかあさん
おかあさんが いるかぎり
ぼくは生きていくのです
脳性マヒを 生きていく
やさしさこそが 大切で
悲しさこそが 美しい
そんな 人の行き方を
教えてくれた おかあさん
おかあさん
あなたがそこに いるかぎり
この詩は30年ほど前に、当時15歳で亡くなった
やっちゃんのつくった詩です。
重度の脳性マヒで全身が不自由、クチも利けないやっちゃんが、
養護の向野幾世先生にサポートされ、全身全霊でつくりあげました。
向野先生が言葉を発し、
やっちゃんの言いたい言葉だったらウインクでイエス。
ノーのときは舌を出す。
気の遠くなるような作業を何ヶ月も経て、
この詩が完成しました。
前半部分ができたとき、やっちゃんのおかあさんに見てもらうと、
ただ目頭を押さえて、立ちつくし、やっと
「やっちゃんが、これを・・・」とかすかに言われたそう。
そして、次の日、おかあさんから一編の詩が届きました。
わたしの息子よ
わたしの息子よ ゆるしてね
わたしのむすこよ ゆるしてね
このかあさんを ゆるしておくれ
お前が 脳性マヒと知ったとき
ああごめんなさいと 泣きました
いっぱいいっぱい 泣きました
いつまでたっても 歩けない
お前を背負って歩くとき
肩にくいこむ重さより
「歩きたかろうね」と母心
“重くはない”と聞いている
あなたの心が せつなくて
わたしの息子よ ありがとう
ありがとう 息子よ
あなたのすがたを見守って
お母さんは 生きていく
悲しいまでの がんばりと
人をいたわるほほえみの
その笑顔で 生きている
脳性マヒの わが息子
そこに あなたがいるかぎり
お母さんの心を受けとめたやっちゃんは、
ふたたび「ありがとうおかあさん」から始まる後半の詩づくりに挑みました。
やっちゃんの言う「ごめんなさいね」は
お母さんへのいたわりと思いやりからの言葉。
この詩を読むたびに、親子の絆を深く感じます。
やっちゃんの詩を紹介している向野幾世先生の
そのほかの話もまた心に深く響きます。
現代人の伝記1/致知出版社
私の姉の娘、姪っ子は発達障害です。
ほんのちょっと環境の変化があって、
いま彼女は違う世界へ行ってしまっています。
私が思っている以上に、姉はツラいはず。
どうか、姉の願いと私たち家族の願いが姪っ子に届きますように。
もし、もし、神さまがいるのなら、
姪っ子をはやく戻してあげてくださいね。

