2019年のサンフランシスコにて開催されたS&M2ライブ以来、約4年ぶりの海外でのMETALLICAライブ!
2023年5月19日(金)にパリで行われたDay2ライブのレポートです!
(ライブに行くまでの経緯や会場までのレポート前編はこちら)
場内の熱気に応えるかのように、定番のAC/DCの”It's a Long Way to the Top”がスタジアムに鳴り響いた。遂にその時は来た。ライブの始まりだ!
そして間髪入れずに、最初に登場したのがJames!さっそうと横切って行く姿に体が震えた!画面越しに見るのとは大違い、実際の姿目の当たりにすると「うわぁー」ってなってしまう。そしてその後にKirkがいつものキラキラした格好で現れて、それからRobが登場!
しかしLarsはなかなか出てこない。すでにステージの中にいてスタンバってるのかも?そしてEcstacyが流れ始めた。遂にライブが開始だ!その瞬間Larsがゆっくり登場。ゆっくり悠然とステージへと歩いていった。
右下にいる人物にも注目!
Ecstacy〜が終わり、今回のライブのオープニングを飾る曲は何かと待ちわびていると、流れてきたのはアラビアンナイトのような雰囲気の音楽。
なんだろこれは??って思ってると段々と聞き覚えのあるリズムとなり、Die-! Die-!っという歌詞がぴったりの曲調となった。もしかして??と思ってると、4のドラムカウントで始まったのが Creeping Death だった!
Creeping Deathのリフが炸裂する!
続いて来たのがなんと Harvester of Sorrow だ。一番最初がSandmanだったらブラックアルバムツアーの時みたいな流れだ。
しかしライブあるあるだけど、実際に会場で見て・聞いているとあっという間に1曲が終わってしまう。これほ本当不思議な現象だ。
そして次に始まったのが、何やら聞き覚えのあるベースのイントロ。あれ、これって、なんだったっけ、えーと、って思ってると、そう Cyanide だ。久々に聞いたのでタイトルをすっかり忘れていた!
あの方も登場ゲート付近でゆっくり鑑賞中。
どうもまだ違和感があると思ったら、まだ明るいからだった。ヨーロッパのこの時期は21時ぐらいまで明るいしね。
続いてKirkのギターがウィーンウィーンとうなり始めた。このイントロと言えばあの曲しかない、King Nothing だ。
この曲が出た当時はちょうどアメリカ留学中だったので、MTVでミュージックビデオを何度も食い入るように見た記憶が。雪山の服装が格好良かった。
そしてここで新作アルバムから1曲を披露。アルバム名でもある 72 Seasons だ!相変わらずの疾走感が心地いい!
初めてライブで見るんだけど初めてな気がしないのは渋谷REXで見たせいかも?
曲が終わったと思ったら、その後立て続けにLarsがキックドラムを叩き始め、No, No!と言うJamesがお茶目。「ちょっとは休ませてくれ!」って感じのようだ。
しかしこれは他のライブでもあったやりとりのようなので、定番のネタなのかもしれない。そして始まったのが If Darkness Had a Son だ。
残念ながらこれも動画がないんだけど、実は今回なぜかPhoneの充電の減りが異様に早かった。日本のSIMカードそのままに現地のeSIMでデータを使っているいわばデュアルSIM状態だからなのか、iPhone14の常時点灯ディスプレイのせいなのか謎だけど、とにかく早い。
BLACK BOXラウンジですでに50%切っていて、ライブ開始時にはすでに30%を切っていたので、その減りの早さにこれ以上動画を撮るのはかなり心配になってきた。
帰り道はiPhoneのマップがないと全く帰り方がわからないという絶望的な状況になるので、バッテリー切れは絶対避けなければいけない。でもライブも撮影したい。ライブを取るか、帰り路頭に迷うか、その2つの選択にこのあとずっと苦しむこととなる…。
しかし72Seasonsアルバムの曲はなんだかライブ映えする曲ばかりな気がする。オリジナルもいいけどライブの方がさらにいい、未だにそういう曲を作り続けているというのもすごいことだ!
そして次はなんと Welcome Home (Sanitarium) だった!これをライブで聞くのは初めてかもしれない。やっぱりMaster〜のアルバムが好きな自分としてはこれは嬉しい!最後のパートのJamesとKirkのギターのハーモニーがたまらなくいい!
曲が終わるとJamesから感謝の言葉が述べられて、そして次はまた新曲の披露。次は You Must Burn! だ。この曲は個人的には曲の最後の方のギターが好きで、それが生で見られたのは嬉しい限りだ。
しかし72Seasonのアルバムはドラムのスネアの音も素晴らしい。一番好きなブラックアルバムの時のスネアのサウンドを彷彿させる気がするんだけど、それは自分だけかな?
段々と暗くなってきて雰囲気も出てきた。
場内が静かになって、何かしらのイントロが流れた。Creeping Deathの時と同じような雰囲気だけど、でも今回は何の曲に繋がるのか全く分からなかった。
そして始まったのがなんと The Call of Ktulu だった。本来のクリアトーンから始まるイントロはなくて、いきなりディストーションから始まった。(個人的にはあの静かなパートが好きなので聞きたかったけど)
しかしこれを生で見るのは2019年のS&M2以来だし、しかも今回はオーケストラなしなので初めてみたいなものだ。
証明が幻想的だった。
Orionと並ぶ好きなインスト曲なのでこれまた嬉しい。長い曲なのはずだけどあっという間に終わってしまった。(指はもちろんずっとギターに合わせて動いていた)
そして次はメロディアスなアコースティックのイントロが哀愁漂う The Unforgiven だ。これと “Nothing” は思い出つまりすぎているので何度聴いても嬉しい。
場内は観客のライトで埋め尽くされ幻想的な光景だった。
ラストパートで何度もJamesが繰り返す “Never free, never me, so I dub thee unforgiven” ってところがなんだか無性に悲しいんだけどグッと来る。
でも実際はアンフォゲビバーーーンって聞こえる
そして次はこれまたブラックアルバムから Wherever I May Roam だ。会場のまさかのあのイントロが流れてみんなびっくり。
やはりこの辺りの時代に思い入れが強い人が多いのか、会場も大盛り上がり。
しかしVIP席に座るレニー・クラヴィッツとクリス・ロックと女性ダンサーズが気になる。女性陣はずっと踊っててめちゃ元気だ。
曲が終わると何やら会場からスモークが出始めた。
そしてHardwiredのアルバムから唯一の Moth Into Flame 始まった。なるほどあのスモークはそういうことだったのか。
その名の通りここで今回初の火柱がゴウゴウと上がり、これが出るとやっぱり盛り上がる。
しかも曲に入る時にJamesは4カウントで演奏を始め、Larsは8カウントのつもりだったので出だし失敗していた。でもこのやりとりも何度か見たことあるので、おそらくはジョーク。「すべての曲は4カウントなんだ、この曲を除いて!」っていう定番のやり取りだった。
この曲も大盛り上がりだった。盛り上がりすぎて途中でレディーガ・ガガ登場し、Jamesのマイクが切られるんじゃないかって余計な心配をしたりした。(MTVアワードの再現)
曲が終わるとメンバー全員がはけて、しばしの休憩。会場はずっと盛り上がっていて、オレーオレオレオレーの掛け声が鳴り響いていた。
そしてここからアンコール(にあたる?)パートの始まりだ。一発目は必ず速い曲が来る。今回はどの曲が来るのだろうか??そしてあのアコギのイントロ、そう Battery だった!
これは自分にとっては当たり!SpitもFireもいいけど、やっぱりBatteryが聞きたかったから嬉しかった。でもBlackenedならいいかも、あとDamage Inc.も、あと… (結構たくさんあるかも)
そして次に始まったのがなんと Whiskey in the Jar だ。みんなで一緒に大合唱。これがSeek and Destroyに代わりとなっているのかも。
思い入れのある好きな曲なので、がっつり撮影してしまった!
この時すでにバッテリーは15%ぐらい。でも、もうどうでもいい!うるさい!今さえよければいいんだ!って心境で気にせずバシバシ撮ることにした。
曲の中盤のソロが終わるとゆっくりなテンポで演奏も静かになり、Jamesのボーカルが際立っていた。
"I like to hear METALLLICA family loud!"の呼びかけに場内は大歓声!
場内が暗くなり、ステージ上で轟音と共に大爆発が起き、スピーカーからはヘリと爆弾の音が炸裂。
こうなると次の曲はあれしかない、そう One だ。
幻想的なスマホライト(もしくはライターの火?)の光と照明に包まれてOneのイントロが始まった。頭上の大型モニタには当然例のあの映像。
そして曲の中盤の畳み掛けるようなリフ。あの”Landmine!”のところでドカーン来るかと待ち構えていたんだけど、来なくてあれって思ったけどそのまま撮影を継続。
最後まで撮ってしまい10%をついに切った。(もういい)
そして最後はやっぱり往年のヒット曲である Enter Sandman だ。METALLICAが世界中で爆発的に売れ天下を取ったブラックアルバム時代の代表曲と言えばやはりこれなのは誰もが同意するはず。会場全体がサビの”Exit light”のところで大合唱で大盛りあがり。
そして最後の “We’re off to never, never land”の後のためから、Jamesからの感謝のことば、そしてリフからの大爆発が今回のライブを締めくくるフィナーレとなった。
曲が終わる直前ぐらにあのレニー・クラヴィッツ御一行はそそくさと退場していった。混雑を避けるためなのかな。動画撮影していたら、なぜかこっちに気がついたのか逆に笑顔でこっちにスマホを向けてた。何か気に入ってくれたのかな??
そしてライブが終わり、バンドメンバーからの最後の言葉。
残り5%程度となってしまったので、全部は撮れなかったけど、なんとかLarsのラストコメントだけを撮ることができた。
定番の初めて来た時は何年でとか話しながら感謝を伝えてた。パリは1984年が初のようだった。
最後は4人並んで挨拶。ライブも終わりだと思うと寂しい。
そしてメンバーがステージを降り退場する。
ここが今回のライブ一番の衝撃&思い出となった!
最初にKirkが!わざわざ立ち止まってくれてみんなに手を降ってめちゃくちゃお茶目!
次に奥さんとダッシュで帰って行くRob!何か大事な用事でもあったのかな!?
その横を青いガウンを羽織ってボロボロになって歩いていくLars!
(ドラム疲れるよね。お疲れ様&ありがとう!)
そして最後にJames!
あれだけギター弾いて歌ってたのに、まだまだ元気そう!
そして、なんとめちゃくちゃ近くまで来てくれた!
手を出せば自分にも握手してくれたのかもと思うと悔しい!
でも突然すぎて動けなかった!
握手された人たちはその後へナヘナになってた。
そりゃそうだ!羨ましいぞ!
とにかくすごい!ありがたい!泣きそう!
そんな感動的なラストでした!
そして気がつけばナオミが右側に!
こら!なぜキミがそこに!
しかもJamesに握手してもらってたろ!
でも良かったねえ、きっと一生の思い出になったに違いない。
そんなこんなで長かったライブも遂に終了。我先にとみんなそそくさと退場していた。
ここからはライブ定番の大渋滞の帰り道。
地下鉄乗り場までみんなでノロノロ歩いて、
なんとか駅構内に入ったのは30分後ぐらい。
地下鉄は臨時便が出ていて次から次へと来てくれたのと、そこまでギュウギュウになる前に係の人が制限していたので、思ったよりも大変じゃなかった。しかもラッキーなことに座れたし。
そして肝心のバッテリーはというと、残り1%という目も当てられない悲惨な状態。でも何とか完全に落ちる前にホテルに到着することができた。まさに奇跡!諦めないでほぼヤケになって色々撮影して良かった!
ホテルに戻ったのは12時半近かった。時差ボケで眠いはずだけど、興奮状態でそれどころじゃなかった。
そして今日の戦利品のアイテム。
ギターピックは嬉しかったけど、やっぱり間近で見れたのが一番嬉しかった。本当に感動!(なぞの保冷缶ホルダーはどうしたものかな)
とうことで、これにて興奮のパリライブも終了!ここがもはやパリなのかどこなのか、分からなくなるぐらい興奮した夜だった。
やっぱりMETALLICAは最高だった!
未だに現役でライブしてくれることにただただ感謝!
お疲れ様でした!
そしてここまで読んでくださった方も、お疲れ様でした!
(相変わらず長くてすいません!)