我流記 -74ページ目

我流記

あんとき こんとき

ザ・刀剣

平安時代から現代までの名刀が並ぶなか、

”目玉”の一つ名物武蔵正宗と呼ばれる「無銘 伝正宗」。

刀剣博物館の重要美術品であるこの刀には、

本阿弥家が出した「折り紙」が付いている。

豊臣秀吉、徳川家康らが本阿弥光徳を、刀剣を

鑑定する”刀剣極め所”に任じ、以来、本阿弥家は代々、

鑑定で「正真」(本物)と認められたものに、

「折り紙」を発行してきた。


人や物の価値を保証することを意味する

「折り紙付き」という言葉は、ここからきている。

 折り紙が墨で書かれたことから、「お墨付き」も

同じ意味だ。


「剣、弓、矢はしばしば譬えとして用いられる。

例えば、鍛えていない鉄は燃え盛る火に入れれば、すぐに溶けてしまう。

「剣などは、高温の火に入れても、しばらくは溶けないという。」

これは鍛えているからである


鍛えられた刀は、火の中という厳しい条件で真価を発揮する、

同じように厳しい環境に勝ち超えて、

人生の勝利の旗を打ち立てる真の「折り紙付き」の勇者といえよう。