前進 | 我流記

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あんとき こんとき

将棋の指しての数は可能性としてどのくらいあるか?

ある教授によると「十の三十乗」くらいだという。


(羽生善治著『決断力』)

将棋では相手の指し手によって、こちらの指し手も変わる。

過去の経験やデータは大事だが、それでも戦局がどう動くか、

未知の部分が多い、思い切った一手を繰り出す

勇気と決断力が問われる。

 将棋は伝統文化の一つでもあり、様式美を味わうといった

楽しみ方もあるが羽生氏は手厳しい。

「将棋は厳然と勝ち負けの結果が出る。」

”道”や”芸”の世界に走ると言い逃れができる。

だがそれは甘えだ。


宇宙が無常であり生命は永遠に繰り返し

始まりもなければ終りもない、絶えず変化を繰り返すように

人間も、進歩か退歩か、成長か堕落しかない。

「相変わらず」ということはない。


境遇に一喜一憂するのでなく

自分は前進しているかどうか。

「きょうは勝った」という一日一日を

悔いなく積み重ねていこう。