ひまわりのギリシア神話

前回のブログを読んでいただいて、
「ひまわりのギリシア神話って何？」
という方もいるかもしれないので

私が聞いたひまわりの花物語を
ご紹介します

ギリシア神話の１つ
≪ひまわりの花物語≫

水の精クリュティエは太陽の神
アポロンを一目見て恋をしました。

アポロンはゼウスの神の息子で、
彼はまばゆいばかりの金髪と
美しい顔に、均整のとれた肉体美

その上、たぐいまれなる竪琴と
笛の名手でした。

のちに、音楽、詩歌、算数、医術、
そして予言の神としても崇められた
太陽神です。

恋多き神としても有名でした。

あるとき、アポロンは水の精
クリュティエと恋に落ちます。

最初はクリュティエはアポロンに
可愛がられていました。

しかし、アポロンの愛は次第に
別の娘に傾き、クリュティエには
目もくれなくなりました。

クリュティエはアポロンが寵愛する
娘がいることを知り、嫉妬し、
彼女を死においやってしまいました。

アポロンはそんなクリュティエに
ますます疎遠になりました。

悲しく泣いてばかりのクリュティエは
アポロンが日輪車で東の空に
昇ってくるのをひたすら待ち続け

天の道を翔る彼を目で追いかけては、
毎日、毎日、西の空にその姿が
見えなくなるまで追い続けました。

悲嘆にくれるクリュティエはずっと
アポロンをみつめたまま立ち尽くし

アポロンを思い、
彼を見つめていましたが

その愛は届かず

嘆き悲しみ

九日間地面の上に立ち尽くして
彼を見つめていました。

日の出から日の入りまで
ただひたすらにアポロン（太陽）
を見つめつづけ

その間口にしたのは、冷たい露と
自分の涙だけでした。

太陽の光を浴び続けた
クリュティエの足は地面に根付き
顔は花になり

そのままひまわりの花に
変わってしまいました。

思いを残したまま《ひまわり》に
なってしまったため

ひまわり（クリュティエ）は
太陽（アポロン）の方向を
見つめ続けていると言われています。

花言葉もこの神話から
言われています。

ひまわりの花言葉は
「あこがれ」「情熱」「輝き」
「あなたを見つめる」

「ひまわり」といえば、夏の花

花びらはビタミンカラーと同じ黄色

どんなに厳しい暑さにも負けず、
太陽に向かって咲くひまわり。

その姿を見ると、何だか勇気や
元気な気持ちが湧いてくるような
気がします。

「ひまわり」を植えることで、土が
浄化され、土に新しい命を吹き込む
パワーがあるとも言われています。

切ない花物語のギリシア神話ですが
「ひまわり」は、ギリシア時代から
人々に生きる命や、愛する力を
届けてくれていたのかもしれません。

以上、ギリシア神話
≪ひまわりの花物語≫でした