小町、まだ生きてます。嬉しい。
だけど、本格的に立てません。
四股の筋肉はすっかり落ちて、ほぼ骨だけになってしまってます。老人の手足みたい。
背中の筋肉も落ちて、抱っこすると背骨がガリガリ手に当たります。
調子のいい時は寝返りを自分で打てますが、殆どの場合は寝返りを打とうとして足をバタバタさせて、諦める。そしてクンクン鳴きます。
癌が泌尿器周りにまで膨らみ、お腹の血の巡りが阻害され、肛門周りが浮腫んでいます。
一番最初にしこりに気付いた左後ろ脚の股関節近辺は、既に自壊し膿が止まらない状態。
左脚太腿にまで癌が拡がっていて、左脚からも一箇所、血が流れています。
その他にも、お腹の真ん中、右足股関節も自壊しており、そこら中から膿が流れて居ます。
毎日AP水で消毒して、抗生物質を塗って、吸収率が高いという人間用絆創膏を乗せ、包帯を変えて居ます。お腹グルグル巻きです。
元々我慢強く大人しい子なので、仰向けにされて居てもじっと我慢してくれるのは嬉しいです。消毒中、AP水をひたひたにしたガーゼで膿の傷を拭きますが、我慢してくれて居ます。
もう立てませんし、そんな浮腫み具合なので排泄をなかなか自分の意思で上手くできないため、家に誰も居ない間にお漏らししている事が増えました。
そして悔しさに涙を流しながら、そこは綺麗好きの小町、首の筋肉だけで何とか汚れたベットから降り、床に寝たりして居ます。
身体中に癌が転移してますから、ずりずりしても痛いはずだけど、頑張ってます。
帰って来てそれに気づくと、犬用ウエットティッシュで汚れを拭いてやります。
そんな時にも小町は悔しそうな顔をします。
犬はプライドが高い動物です。
飼い主にそんな事をさせるのは一番嫌う。
でも、「上手に出せたね」と褒めてやります。
気にしなくていいと、言って聞かせます。
犬の最期はご飯を食べなくなったら。
と聞きます。
小町もそうなったら安楽死させようと考えてます。
でも。
いつまで経っても食欲が止まらないのです。
量自体は元気な頃の半分近くにまで減りましたが、がっつき方は変わらない。
ドライフードは飽きたらしくあまり食いつきませんが、鶏肉、豚肉、ヨーグルト、ワンコ用お菓子を混ぜた時は、食べるのです。ガツガツと。
後、公園に生えてる草。そんなに力一杯引っ張って肩の癌は痛くないのか?と心配になる程の勢いで引っ張って食べます。
便意が夜中に来た時などは、何とか自分で立つ仕草を見せます。
なので身体を持ち上げて、小町用トイレに立たせます。
脚の位置を決めてやり、出来るだけ力が入りやすい様にお腹と胸を支え、持ち上げてやります。
小町も踏ん張りますが、おしっこもうんちも出ない時があります。
そのうち小町は疲れて、全体重を僕の手に乗せて来ます。頭は床についてしまいます。悔しそうにクンクン鳴きながら、諦めます。
ここ1週間は、便意尿意のタイミングが夜中に当たってしまったので、この様な格闘を小町としつつ、それでもダメなら深夜何時だろうがカートに乗せて外の好きなおトイレ場所に連れて行きます。
外の空気も吸えて、例え出るものが出なくても、小町の顔は落ち着きます。
帰ってベットに寝かせると、今度は甘えて寝かせてくれない。そのうちまた立とうとし始めるから、おトイレに立たせる。
朝の光が部屋に入り始めて、やっと小町が少し眠くなる。
本当に寝られてません。
だけど、週の2/3は昼間一人にさせているので、せめて一緒にいる間はわがままも聞こうと。
大変だけど、そんな毎日です。
出来るだけ永く生きて欲しいけど、痛くなるだけなら早目に安楽死させた方がいいのか、だけどそれは飼い主のエゴなんじゃないか。
ずっと考えてます。













