またつまらぬものを斬ってしまった、ぽんぽん工房です。
1番好きなキャラは次元大介です。
去る1/2、ゆくえしれずつれづれというアイドルグループが解散しました。なぜ今更ブログにしたのかと言うと、昨日Skream!だかナタリーだかでライブレポートの記事を見たからです。
でんぱ組.incやぜんぶ君のせいだ。ほど入れ込んではいませんでしたが、何度か現場に行った身としてはやはり思うところがあります。the unrestのボーカル、大志くんと共通で好きなグループでもありましたしね。彼と意気投合するきっかけの1つでもあったと思います。
ゆくえしれずつれづれは、ぜんぶ君のせいだ。や星歴13夜などと同じくコドモメンタルinc.に所属するアイドルグループです。
「だつりょく系 げきじょう系」と銘打って活動をしていました。シャウトを多く取り入れたボーカルも特徴的です。初期は激情系ハードコアとアイドルを融合させたサウンドが特徴でした。中期からはエモラウドといった要素が強くなり、いわゆるラウドルの路線にシフトして行ったように見えます。
実は、ぼくはラウドルってあまり好きじゃないんですよね。それなら普通のラウドやメタルコアのバンドでいいから。アイドルというコンテンツにでんぱ組.incから入ったというのも大きいですが、アイドルにはアイドルしかないもの、バンドにはバンドしかないもの、を求めたいというのがぼくの考えです。断っておきますが、ぼくの考え好みです。
ゆくえしれずつれづれも、コドメンが関係無かったとしたら、もしかしたら流してしまっていたかもしれません。知ったきっかけも"ぜん君。と同じ事務所のグループ"でしたしね。まあ結果的には曲を聴いて好きになったんですけど。
少し話は逸れますが、アイドルを推すにおいて、顔か曲か、はたまた世界観かというのは非常に大きな問題です。アイドルはバンドとは違い、各個人の顔面やキャラというのも売り出すべき要素の1つです。チェキや接触イベントという文化も根強くありますしね。ここでのバンドはV系は一旦別物とします。
「曲はいいけど推せるメンバーがいない」「めちゃくちゃ可愛い娘いるけど曲が好みじゃない」ぼく自身そんなグループはごまんと見てきました。
ゆくえしれずつれづれでの推しメンは◎屋しだれ。ふたまるや、と読みます。初見ではまず無理ですね。コドメングループのメンバーや曲名が読みにくいことが多いです。
しだれは初期メンにして、脱退するまではグループのリーダーを務めていました。
ドリルツインテがカワヨ。キレの鋭いシャウトや激情剥き出しのライブパフォーマンスは素晴らしく、「女豹」と評されていました。
前のブログで少し触れましたが、以前名乗っていた「魔剤屋ぽんぽん。」の屋はここに由来しています。拝借しました。
楽曲を少し紹介します。
凶葬詩壱鳴り
デビュー曲です。1番激情系してる頃ですね。ゆったりのパートとスクリームのパートの対比が美しいです。また、MVver.では同レーベルの先輩ぜんぶ君のせいだ。がfeat.しています。当時のつれづれ3人とぜん君。5人の合計8人が出演していますが、つれづれの小町とぜん君。のめぐみの2人しか残ってないって言うのやめろ。
MISS SINS
ぼくの1番好きな曲です。ハードコアなサウンドをバックに流れる流麗なピアノの旋律が特徴です。ラスサビで三拍子になるのもフックが効いています。
ボーカルはというと、メロディアスな歌メロが繊細さを演出します。クリーンボーカルが主体で、シャウトは少なめ、ですがそれでいてサビでのパンチに一役買っています。また、メンバー子子子(こここ)のハスキーボイスが心地よいですね。
Paradise Lost
黒、白、青がモチーフや衣装に使われることの多いつれづれにしては珍しい、真っ赤なドレスが目をひくMVです。この頃にはサウンドはかなり通常のラウドに寄っていますね。
全てのMVでメンバーが違うって言うな。
つれづれは聴き始めたのが子子子→メイユイメイになったあたり、アルバムでいうとexfallenの頃なので何とも言えませんが、激情系からただのラウドルになってしまった感じがどうしても否めません。確かに激情系というのはニッチなジャンルで、ラウドルの方が既に基盤が出来上がっている、というのも分かります。しかし、裏を返せばそれだけ埋もれてしまいやすいとも言えます。◎屋しだれというエースを失い、一般ウケする可愛さだったであろう英艶奴(あなたつやめ、読めるかよ)を失い、突出できずに埋もれてしまった感が否めません。
また、これはコドモメンタル全体の問題でもありますが、対バンライブやイベント出演が少なかったのも大きいと思います。ワンマンか、レーベルでのイベントが多かったです。これでは、「目当てのグループの対バンで観たけど良かった気になった」というような新規、外部の客を取り込めません。
その他、固定のファンがついたとしても、メンバーの入れ替わりが激しいと良い印象は持てないでしょう。推しが抜けたから他界、という人もいると思います。ぼくもそうでした。48系や坂道と言った「メンバーは入れ替わってナンボ、グループは新陳代謝すべき」というコンセプトならまだしも、少人数のグループでこれでは厳しいところがあると思います。
つれづれの失敗に関しては全てぼく個人の意見ですのであまり本気にしないでください。
そして昨日、メイユイメイと个喆がぜんぶ君のせいだ。に加入することが発表されました。流石にちょっと待ってくれ。開き直りもええところやな?もう分かりません。
何はともあれ、お疲れ様でした。
それでは。