’11統一選ちば:後半戦を歩く 習志野市長選 震災復旧の財源なく /千葉  毎日新聞 2011年 | 習志野在住40代のブログ

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’11統一選ちば:後半戦を歩く 習志野市長選 震災復旧の財源なく /千葉

 ◇税収減り、借金は800億円

 「家に居ながら避難生活をしているようなものだよ」。習志野市袖ケ浦地区の無職、山内常郎さん(62)はうんざりした顔で言う。風呂は3日に1回、洗濯や風呂の水は庭にまき、トイレの水も2、3回分ためて流す

 道路がところどころ隆起し、電柱も傾いたまま……。同市南部の袖ケ浦や香澄地区には東日本大震災の爪痕が今も残る。液状化で被災した埋め立て地約500ヘクタールで下水道が二十数カ所で破壊され、仮設管取り付けが完了する6月まで、1万3000世帯が通常の4分の1から半分しか排水できない。


 市長選候補5人に市議選候補42人。まちは選挙一色のはずだが、各陣営とも遠慮しているせいか、いたって静かだ。「こんな状況だからこそ、しっかりとした人を選びたい」という山内さん。その願いとは裏腹に、習志野市でも浦安同様、候補の訴えは被災地にあまり届いていない


 袖ケ浦地区に住んで43年の主婦、牛野くみ子さん(75)は「古くなった下水管を取り換えなかったツケ。津田沼駅南口開発より、復旧対策を急ぐべきだ」と強調する。


 震災発生から1週間後、513億円という過去最大の当初予算が議会で可決された。だが、税収は落ち込み、財源は国からの交付税頼み。市の借金は800億円。いざというときに使う積立金も10年前に比べ40億円に半減。そこへ震災が襲った--。ライフラインなどの復旧費は100億円以上と見積もられ、財源は見当たらない。


 これとは別に、現市庁舎も被害を受け、エレベーターや正面玄関は閉鎖されたままだ。庁舎新築の是非も市長選の争点の一つに浮上しているが、建て替えのために積む基金は現在わずか10億円だ。


 市長選では、無所属の新人5人が震災対策を掲げている。

 三浦邦雄氏(67)は「高額な新庁舎の建設には反対する。その金を被災地の復旧や復興、福祉、教育、地域医療などに充てるべきだ」と訴える。


 鴨哲登志氏(64)は「新年度予算を組み替えて震災復興費を捻出する」とし、住宅被害調査や無利子融資などの対策を早急に検討すると主張する。


 布施健太郎氏(39)は「職員削減や事業仕分けで財源を確保する」とし、学校耐震化の前倒し実施や防災井戸の設置、防災地図作製などを訴える。


 藤本一磨氏(45)は「学校や幼稚園、保育所の耐震改修を早期実施する」と訴え、防災センターとしての市庁舎の強化などを公約に掲げている。


 宮本泰介氏(38)は「復旧復興推進協議会を設置し、災害時の情報共有体制を再構築する」とし、市庁舎を建て替え、防災拠点にすると訴えている。【橋本利昭】


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被災者の声は届かない・・・