先日、高槻商工会議所主催、高槻市共催の「たかつき創業塾」で講師を務めさせていただきました。
たかつき創業塾は、毎週土曜日、計5日間にわたって開催される創業者向けの研修です。全16講座のうち、私は第13回の財務講座として、
「創業時に知っておきたい税務知識
~日々の経理処理と確定申告~」
というテーマで、90分間お話ししました。
受講されたのは、これから創業を予定されている約30名の皆さまです。個人事業での開業を考えている方が多く、どなたも本当に熱心に受講されていました。
創業時には、考えなければならないことがたくさんあります。
- 開業届や青色申告承認申請書は、いつまでに提出するのか
- 個人事業と法人のどちらで始めるのか
- インボイス登録は本当に必要なのか
- 日々の経理をどのように進めるのか
- 開業前の支出は経費になるのか
- 税金は、いつ、どのくらい支払うのか
知らないままスタートすると、青色申告の届出期限を過ぎてしまったり、必要のない段階でインボイス登録をしてしまったり、翌年に届く税金を想定せず、資金繰りに困ったりすることがあります。
特に今回は、令和9年分から変わる青色申告特別控除など、今後の税制改正についても盛り込みました。
インボイス制度、青色申告、会計ソフト、開業費、減価償却、予定納税、住民税、個人事業税、小規模企業共済、iDeCo……。
振り返ってみると、90分の講義としては、なかなかのボリュームです(笑)。
ただ、創業した後に「知らなかった」と困ってほしくないという思いがありましたので、できる限り具体的にお伝えしました。
私が特にお伝えしたかったのは、創業1年目の手元資金が、そのまま自由に使えるお金とは限らないということです。
所得税や消費税だけでなく、住民税、個人事業税、国民健康保険料などは、前年の所得を基に後からやってきます。利益が増えた翌年には、予定納税が始まることもあります。
事業が順調に成長しているのに、納税資金を準備していなかったために資金繰りが苦しくなるケースは、決して珍しくありません。
だからこそ、創業時から会計ソフトを活用し、売上や利益だけでなく、「これから出ていくお金」まで見える状態をつくることが大切です!!!
講義終了後には、2時間の個別相談会も担当し、7名の方からご相談をいただきました。
それぞれ事業内容も、創業の時期も、抱えている課題も異なります。しかし、皆さまのお話に共通していたのは、「この事業を実現したい」という強い思いでした。
ご自身の夢や、これから始めたい事業についてお話しされる姿は、本当にキラキラしていました。
まだ何も決まっていないから可能性がないのではなく、これから形にしていくからこそ、可能性は無限大なのだと思います。
高槻商工会議所の担当者の方からも、「非常に分かりやすかった」とのお言葉をいただき、ほっとしました。
税理士の仕事は、確定申告書を作成することだけではありません。
創業前から税務・会計・資金繰りの基本をお伝えし、経営者が安心して最初の一歩を踏み出せる環境をつくることも、大切な役割です。
今回、皆さまの熱意に触れ、私自身も大きな刺激をいただきました。
創業者の夢が事業として形になり、その事業が地域に根づき、長く続いていくこと。
その未来へつなぐお手伝いを、これからも続けていきたいと思います。
高槻枚方の花火大会くらわんか
小さいけど、今年も見ることができました。![]()
夏が終わったな~。。。なんて、主人と話しました。
今週も一週間、ご一緒に頑張ってまいりましょう![]()



































