世の中にはいろんな人がいる
泣いて縋る人
泣かずに怒る人
泣く間もなくどこかに消える人
泣かせたことを恨む人
泣き続ける人
泣いたことを忘れる人

いるよ、様々だよ。

だけど、泣かない人はやはり哀しい
泣けずに忘れられぬ人は哀しい
差し伸べられた手を憎む人は哀しい

二度と口はきかないと頑なでもいい
自分だけでなんとかするのもご立派

だが、幸せの後ろ姿が見えぬ時
それはなんのための誰のためのこと?

その姿を見て
あなたの傍の子はどう思うのかね。
そのことが哀しい。