十日目の午後:風の抜ける二階の部屋 | 物語未満 Twitter以上
風の抜ける二階の部屋で横になる。
熱中症注意のアラームがなったがお構いなし
遠く南の台風の
もたらす風が生ぬるい。
子どもの頃も夏はちゃんと暑かった。
ギラギラ照りつける太陽は同じ位置にあり
茹だる様な暑さ、と表現もした。
だが、明らかに違うのだ。
この二階の部屋を吹き抜ける
風の持つ味わいが
い草の匂いを嗅ぐゆとりのある風と
ただの熱波では。
昼寝もおちおちできやしない。
ブツブツ言いながらエアコンのスイッチを入れる。
もはや処置なし。

