太陽のカラス | Rabbits on the Moon

太陽のカラス

決められた曜日に指定ゴミ袋に入れられて

決められた場所に捨てられていたんだろう。


それを太陽のカラスが電柱の上に置いた。

凍りつきもせず、干からびもせず、ただそこに。


十数年ぶりの暑さに揺らめいて道端に落ちている。

遠くに捨てられて、泥だらけで痩せて戻ってきた猫みたいに。


公園の横に落ちているそれを僕は部屋の窓から眺めている。

それだけで奇跡だ。