前編からの続き....


その当時は仕事もまだ現役バリバリの頃でしたから、「とにかく全巻取っておいて60歳になったら再開しよう」と自分に言い訳をして、そのまま放置....となりました。


その後60歳を優に越してもなんとなく製作再開気力が湧かず埃をかぶったまま何年も経過しましたが、このコロナ禍になって山荘暮らしを始めるのをきっかけに、一念発起して製作を再開しました。
その時点で残りは約60巻ありました。主な素材はアルミダイキャスト部品、真鍮部品と直径1mmまたは0.5mmの真鍮の棒。基本パターンは毎号分の部品を組み立てて塗装して、船体に接着する、の繰り返しです。とにかく数多い部品自体細かいうえ、それを適切な形に組み合わせて接着剤で固定する作業が面倒で、まさに年寄りいじめ作業をいかに我慢強く繰り返すかの忍耐でした。

















ただこの夏80巻を過ぎたあたりには相当気合も入って、出来上がりの姿を早く見たい一心で製作に没頭しました。











そんな具合でこうしてここになんとか完成しましたが、細かい点を見れば相当適当な部分もあって、今思えばもっと丁寧に作れたんじゃないかと後悔もあります。



でもこうして自宅に持ち帰ってリビングに飾ってみると、1mを超える迫力は満点で、末永く飾り物としての価値はあるだろうと思えます。
とにかく原価約10万円、足掛け15年の歳月を経て前期高齢者としての一大プロジェクトを仕上げられて満足しています。


奮戦記おしまいm(__)m