決算シーズン。
近頃は株の売り出しが多いね
日本製鉄と神戸製鋼所は6日、2002年以降続けてきた相互出資の関係を解消すると発表した。鋼材加工など事業上の連携は続ける。日鉄はグループ会社の関係見直しや政策保有株の売却を進めており、資本効率の向上を目指す。
売却時期は市場の動向を見極めて判断するとしており、2025年3月期の業績への影響は未定。日鉄は神戸製鋼株を2.7%、神戸製鋼は日鉄株を0.6%保有している。6日終値で計算すると、株式売却額はそれぞれ200億円程度になる。14年にも新日鉄住金(当時)と神鋼は相互の持ち合い株を半数ずつ売却していた。
決算記者会見した森高弘副会長兼副社長は「提携関係に変化はない。確認できているからこそ持ち合いを解消して前に進む」と述べた。