好きな人が傷付くのを

見るのが辛かった。

悲しそうにした彼を

どうか笑わせたいと思った。

彼が傷付くなら

私が



傷付く方が楽って思った。








でも彼から突きつけられた

現実は思ったよりも

私を傷付けたんだ。



この世界が真っ黒になって

しまったように見えた。

いつか彼の記憶から

私は消えてしまうんだ…。

そう、考えるのが

凄く。凄く…。

怖くって仕方なかった。

悔しいくらいに

泣けなかった私がいた。










恋するのが怖くて。

人を好きになるのが怖くて。

好きって気持ちが

どんなものだったのか、

気付いたら分からなくって。



ただ、優しくされること。

それだけで。

好きってこんなの?って、

恋ってこれ?って、

自分に自問自答してしまう。














いつか私の手を

引っ張ってくれる人が隣で

笑って居てくれますように。





そしていつか。



私が握った手を

握り返してくれる人に…。

出逢えますように。