複雑な心境2
しかしネイルサロンのベトナム系のおばちゃんとか日本人の初対面のひととかに
「学生かと思いました」ってのは言われるけど、全くムッとしないな。なぜ。
と昨日思ってた。
明らかに10歳以上年下の白人の女の子に言われた、ということに反応してるんだよね。
非常に余裕がない。
後で思い当たったんだけれどもそれってなんとなく微妙なレイシズムを感じたんだと思う。
黒人文学批評ではよくでてくるんだけど、西洋では、白人が使用人や現地人の女性を
何歳になっても”Girl”扱いするんですよね。
例えばJamaica Kincaid のA Small Place(1988)ではカリブ諸国の白人女性が、
現地の女性たちを”her girls”と呼ぶというくだりがあります。
I went to see a woman whose family had helped establish the Mill Reef Club.
She had been mentioned to me as someone who was very active in getting
the old library restored. After I mentioned the library to her, the first thing
she told me was that she always encouraged her girls and her girls’ children
to use the library, and by her girls she meant grownup Antiguan women
(not unlike me) who work in her gift shop as seamstresses and saleswomen. (47)
家族がミルリーフクラブ(という白人の会員制カントリークラブ)を持っていたというある
[お金持ちの]女性に私は会いに行った。壊れてしまった図書館を建て直すことに力を
貸してくれそうだと聞いたのです。図書館の話をすると、まず彼女は、自分は"Girls"
と"Girls' children"に図書館を使うように言っている、と言った。"Girls"というのは
[彼女のお嬢さんたちのことではなく]仕立て工場や店員をやってるような(私に似てなくもない)
れっきとした大人のアンティグア人の女性を指していたのである。
私なんかは多分スルーしちゃうだろうけども、Kincaidは頭が恐ろしくいいので
白人女性の一見親切っぽい言葉には根強い軽蔑心があるということに気付かずには
いられなくて、そういう種の帝国主義的サブコンシャスへの怒りっていかほど、、
と初めて読んだときにショックでした。
何歳になっても”Girl”扱い、つまり一人前のひととして見ない、というのは多分西洋に限らない。
「後進国」(=かつて帝国主義下で植民地化された国)に赴く日本人だって多分そういう
意識を持ってるというのは「現地人」とか「使用人」とかいう言葉になんとなく感じるし。
基本的に労働のディヴィジョンの問題だから。
で、例えばHip Hopで黒人が他の黒人を"Yo, Nigga"扱いしてもいいけども白人が言っちゃ
いけない、というのは拭い去れない奴隷制度の歴史と関係してるのと似ていて、
RacismとGirl扱いというのがつながってる以上、アメリカで白人女性にGirl扱いされるのは
プライドが許さないんだと思う。
特にそれが白人のお嬢ちゃんだったりするとGirl扱いされると抵抗があるんだと思う。
彼女は完璧にそういったことに無知であり無意識なだけなんだけども、
「知らなかった」というより「知らなくても構わないプリヴィレージで育った」の間違いでは。
道理で内心「あなたなんてBAもまだ取ってないじゃないのよ」みたいな関係ない反応な訳だ。
CUTE STUDENTでしかないのはそっちだと。笑
が、単なるほめ言葉とも取れるかもしれないし、ここまで言う必要は別にないんですよね。
自己クリティークするなら、そこには日本人的な「あたしを日本以外のアジア人と
一緒にしないでよね」みたいな今度は日本の帝国主義的アジア占領の歴史から来る非常に
問題のある私自身のサブコンシャスも多分働いているんでしょう。
で、(そんなことはないわ?)と思ってるので、過敏反応になる。という部分は反省!
したがって非常に複雑な心境なわけでした。
ま、それでも実際にアジア系は確かに白人より年取った感じが顔に出るのが遅い気はするけどね。
複雑な心境
今日授業後オフィスに歩いてたらちょうど知ってる生徒が建物から出てきた。
ジュニアファカルティーのお気に入りで非常にかわいい生徒ですごく目立つ子で
すれちがったのでHIと言った。
そしたら、「(CUTE) STUDENTがむこうから歩いてくると思ったらWMARKE GIRLでしたか」と言う。
今日はスーツ着てたのでそんな学生いるかよ、と思った。(JCREWだけども)。
しかも手ぶらで授業用の本だけ持ってるようなさー。
なんかよくわからないが西海岸に来た途端に学生と間違われることが多い。
「あ、でもそれっていいことですよね?若く見られたいですよね?」とフォローがはいり。
いやー別にいいことって気はあまりしないんだが。
若く見えることで研究者として質がよくなればいいんだけども。
まずいね、これは完璧に普通の人間として機能してないね。
Nystrom Notes
McGill大学で教えている院生時代の先輩D.Nystrom の去年の個人的ベスト10CDが届きました。
「焼いて下さいよ~」と言ったものの本当に郵送してくれるとは思わなかったのでとても感激しました。
趣味いいんだこれが!かっこいいサウンドばかりで!さすが!
あまりにもいいんでひとりじめにするのはもったいない。
Top ten 2008
1. The Dodos, Visiter
2. TV on the Radio, Dear Science
3. The Hold Steady, Stay Positive
4. Vampire Weekend, Vampire Weekend
5. Wolf Parade, At Mount Zoomer
6. Santogold, Santogold
7. Los Campesinos!, Hold On Now, Youngster…
8. Death Cab for Cutie, Narrow Stairs
9. M83, Saturdays = Youth
10. The Kills, Midnight Boom
おまけ
Reissues
Belle & Sebastian, The BBC Sessions
The Embarrassment, Heyday, 1979-1983
The Replacements, Sorry Ma I Forgot to Take Out the Trash; Stink; Hootenany; Let it Be
Of course if you don't have these already, you need to buy them all right now. But even if you already have the originals, the extra tracks make them well worth it.
Discs with some really good songs
Department of Eagles, In Ear Park
Black Kids, Partie Traumatic
His Name is Alive, Xmmer
MGMT, Oracular Spectacular
Meh
Fleet Foxes, Fleet Foxes
Not bad, but I’m unclear as to what the big deal is
Bon Iver, For Emma, Forever Ago










