ハンカンダインズとは
変なところで、Haggen‐Dazsというのがアメリカのアイスだということを知りました。
ナボコフのLolitaで、こういうくだりがあります。
She attempted—unsuccessfully—to patronize only those restaurants
where the holy spirit of Huncan Dines had descended upon the cute
paper napkins and cottage-cheese-crested salads (148).
彼女は懸命に--成功しなかったとはいえ--かわいらしいペーパーナプキンや
コッテージチーズがちらされたサラダの上に聖なるHuncan Dinesの精霊が
くだりおりるようなレストランだけに行こうとした。
Huncan Dinesて何?と調べたところ、お菓子の会社のことでした。
ついでに知ったのだけどHaagen-Dazsというのは、そのDuncan Hinesが
スポンサーになりかけた50年代のアイスクリームの銘柄(名前を文字ってHuncan Dinesと
名づけた)だそうですね。雲行きが怪しくなった時にマーケティングの理由で
「外国っぽい」名前で売ろうとHaagen-Dazsという名前に変えたらしい。
だから北欧っぽいけど実はHaagen‐Dazsって完璧の作り物の名前らしいです。
スカンジナビア語には”ZS"で終わる語尾はないとか。笑
日本でもハーゲンダッツってなんかこう、あずきバーとか雪見大福とかじゃないのよ、
って澄ましてる感じするけど、サーティーワンよりも高級カフェっぽい感じで売ったり
してるのかなあ、となんとなく気付いてたくせにスルーしてた事柄について
改めて考えました。実際にハーゲンダッツとってもとっても美味しいとも思うけども。
(特にラムレーズン)。
話を小説に戻すと、とりあえずケーキしか目に見えないよう13歳のロリータの
痛々しいぐらいの子供らしさと、「成功しなかったけども」と軽く流されてるけれども
37歳の主人公がその彼女の世界をいかに容易く操っているか、
という様子が見える恐ろしいくだりです。
赤子の手を捻る、という言葉がありますが。
そして私はPJMadisonのBourbon Vanillaを食べ終えたところ。
全然バーボンの味しなかった。