このタイトル、聞き覚えのある人はいないだろうか。

どこで聞いたのか、思い出せなくて気持ち悪い思いをしてる人がいたら、いい友達になれる気がする。

 

斉藤和義「アゲハ」の歌詞です。

 

一時期繰り返し聞いていた曲って、何かの拍子に歌詞の一部がよみがえってきたりするよね。いつも通り、どんな状況でこの歌を聞いていたのかは全然覚えてない。

 

タイトルの件のように、ここ数年、少し時間ができて振り返ってみたら、自分が本当に忘れっぽいことを自覚した。

最近、自分のライフストーリーをプレゼンテーションする機会なんて言うのがあって、周囲(非日本人)はすごいストーリーの軸がはっきりしていて。勿論、ロシアとの戦争で幼いころに実家が焼けましたとか、インドで女性差別のなか必死で勉強してアメリカに来ましたとか、日本ではできなそうなドラマティックな経験をしている人もいるんだけど。

そうでなくっても、みんな、自分のことを1分とかで表せるくらいの「自分は何者なのか」の認識を持ってる。

 

日本人ってある程度画一的なレールがあるので、「何県で生まれて、何大学に行って、新卒はどこに就職しました」で、ある程度どんな人かの説明ができる(たとえそれが望まないテンプレートだったとしても)。だから、、というのはただの自分の言い訳で、ちゃんとしている人はしているんだろうけども、自分なんかはすっかり、自分が何者なのか、を考えたり、振り返ったりすることをサボってしまっていた。

 

別に自分が何者なのかなんて、赤の他人に1分で説明する機会はないかもしれない。

でも死ぬ前に、自分が何をしてきた人生だったのかって、自分のために振り返ったりしたくない?自分はしたい。

 

おわり。