昨年受けた内田先生の講義に大きな衝撃を受けました。


教育を含む全ての活動は、『リスク』をはらんでいます。その全てのリスクをなくすことはできません。

しかし、リスクは、知ることができます。あるいは、知らなければならないことでもあります。


『教育的価値』 『感動』 は、リスクを見えにくくします。

教員は、リスクの確立と損害を見極めて、その活動がリスクを冒してまで行う価値のあるものなのか考えなければならないのだと実感しました。


先日 組体操事故がニュースなどで取り上げられ話題になりました。

本文の第一章でも『巨大化する組体操』として、組体操の危険性について論じています。

なぜ、こんなにも組体操の危険性が具体的に述べられているのに行われ続けているのか…。


様々な理由があると思います。

今は、なぜ学校はこんなにも異質な空間なのかと思います。

しかし、学校という現場に入ってしまえば、社会から見たらおかしなことも、おかしいと気づけなくなるような気がして恐ろしくなります。


だからこそ、学校がどのようなリスクをはらんでいるのか客観的な視点で捉えることができるようになりたいと感じました。


2015.10.28 高林 真衣



本書では、戦後日本社会の構造を「仕事・教育・社会」の三つの社会領域間における密接な関わりからあぶり出す。著者である本田は、この三者間の関係を「戦後日本循環型モデル」としてモデル化し、今後の方策を論じている。
戦後日本社会を理解するために、石油危機の発生(1970年代前半)とバブル経済の崩壊(1990年代前半)を大きな二つの区切りとする。この二つの区切りから分けられた時代の流れ(高度経済成長期、安定成長期、そして低成長期)を様々なデータと共に追っていく。

今現在の社会構造を俯瞰するためには、歩んできた歴史を手がかりにする他ないなあと感じた。

おススメのブックレットです。

志村①
この本は、家の本棚の奥から発見しました。題名からどのような内容なのか想像がつかなかったので、読んで見たいと思い選びました。
著者の西堀栄三郎さんの南極等での体験から、創造的生き方や、その背景になっている〝心の持ち方〟について語られています。
本文の中に、「やるかやらないかを決心する前に、こまごまと調査すればするほど、やめておいた方がいいんじゃないかということになる。」という一文があります。これは、自分も当てはまる経験をしたことがあります。リスクを防止するために調べることや計画を立てていくことは必要だけれども、まず、やる!と決心することが大事だと分かりました。この心意気がなければ、変わりたいやってみたいと思っても挑戦することができないように感じます。
また、探究家的精神における臨機応変に処置するための心構えや、個性と人間関係、「教(教える、知識をさずける)育(知識を応用させる力を育てる)」についての話も展開されています。最近出版された本ではありませんが、現代の教育や、自分の生活、今私に必要な心構えと通ずるものがあり、興味深かったです。私も、まず行動!という姿勢を身につけて、今までやったことのないことにも挑戦していきたいと思いました。
堀江

「20代にしておきたい17のこと」は、題名を見たときに「読みたい!」と直感的に思いました。大学生活残り2年で、後悔はしたくないと思い、いま何をすべきか発見出来たらいいなと思って読みました。

一番印象に残ったことは、「20代はまだ遅くない」ということです。わたしは、もうすぐ21歳になる今、大学も半分を過ぎ将来のことを決めるにも悩むにも、時期的に遅くないのかな。という不安と諦めの気持ちが少しありました。

だが、まだ20代というものは犠牲にするものが30代以降の人に比べたら断然少なく、大きな失敗をしてもやり直せると書いてありました。

また、将来に繋がる何かを見つけることも、この時期にやるべきことだと思いました。自分は何に興味があるのか、自分にはどういう才能があるのか、を自分の趣味などから再発見することが大切であるとともに、何か機会があればためらわずに「挑戦」することが大切であると感じた。もし、その時に何かを掴めなかったとしても生きていくうちに、その経験が役立つ時がくるらしいです。

また、「異文化に触れる」ことも自分の視野を広くすることの出来る方法です。日本にとどまっていては気付けなかったものも多くあると思います。私も、海外(特にアジア)に興味があるので、今年は訪れられたら良いなと思いました。

もう少し大人になった20代半ばに、改めてもう一度読みたいです。

「社会学」という言葉にひかれて読んでみました。
「社会学」という言葉からはぼんやりとしたイメージをつかむことはできていたが、具体的にどんなものかはわかっていなかった。本書を読んで一番思ったことは「社会学と教育って似ている」ということ。社会をどう考えていくのか、そこで生きる人材をどう育てていくのか。教育として、どう考えていけるのかなーと興味を持ちました。

難しい言葉もわかりやすく解説してくれているので、読んでいて楽しい!
でも14歳の私が読んで理解できたかはわからないけど・・・笑

こってぃ
企業で働くことをあまりイメージせずにこれまで過ごしてきた。教師を目指していた訳ではないけれど、「企業に就職」することにピンと来たことがなかった。教員になるのか、就職活動をするのか、悩んでいたときに読んだのがこの本だった。
一般的にいわれてきた「就職活動」はもう古い。今、企業において求められている力とはなにか?それは「適応力」である。これからの社会の変化に伴って、会社の在り方も変化していくことが想像できる。そうした変化に対応できる適応力が求められているそうだ。

「仕事があれば大丈夫」そんなに社会は甘くはなさそうです。「自分がやりたいことをできる場を!」そんな熱意が易々とは通じません。厳しいけど頑張った分、休日は自分のために使える。そんな休日を充実させる術を持っている。これが大切なのかなと思う。

教育学部にいると教師を目指す人が多くて、なかなか就活を身近には感じないけど、この考え方は知っておいたほうがいいような気がする。

こってぃ
「教育学」と一口に言ってもその中には様々なジャンル(というのか?)が存在している。教育心理学、教育哲学、教育社会学、教育行政学・・・・。そうした多岐にわたる「教育学」を学ぶ意味とは何なのかが説かれている。
気になったのは「教育学」の危うさ。学問体系の危うさから始まり、目的の危うさ、存在理由・・・。「教育」とは当たり前にそこにあるものだと思っていたのは大きな間違いであったようです。それでは、なぜ「教育学」としての存在があるのか?「教育」を行う目的とはなにか?
私が考えたことは、「不安定な未来を生きていく子どもたちに生き抜く力をつけるため」ということです。抽象的でぼんやりしていて、まだまとまっていないのですが・・・。不安定であったり、困難である現状を変える力はないかもしれないけど、そこで生きていく力は教育が担うものであるように思います。

「もやもやしている」ということがはっきりわかった気がします。笑

こってぃ
『リズム』続編。
真ちゃんがいなくなっても、日常って変わらないんだ。真ちゃんがいなくても、いろんなことが進んで行って、そのたびにつかったり、たのしかったりする。それが人生なのかな。さゆきはさゆきで考えて、行動しなくちゃいけないことに気付いた。でも、どうすればいいんだろう?
真ちゃんだけが世界じゃなくなったさゆき。これからが勝負だ!

最後の真ちゃんからの手紙がいい。
こってぃ
憧れの人ってたくさんいる。身近なちょっと悪ガキっぽい人に憧れることってよくある。さゆきにとって、真ちゃんはそんな人だった。バンドやってて、一人暮らししてて、バイトしてて、親に反抗してて・・・。そんな真ちゃんがいるから、こんな田舎町でも頑張れるって思っていた。そんな真ちゃんがある日、いなくなった・・・。

思春期の頃の先生な心の動きとか、憧れる気持ちとか、中高生(もしかしら小学生)の頃の気持ちを思い出す感じでした。でも中高生の頃は森絵都さんの作品を読むと心に衝撃が走る!ってくらいに響いてきたが、今回は少し響くポイントが少なった印象。私が大人になったのかなー?

こってぃ