昨年受けた内田先生の講義に大きな衝撃を受けました。
教育を含む全ての活動は、『リスク』をはらんでいます。その全てのリスクをなくすことはできません。
しかし、リスクは、知ることができます。あるいは、知らなければならないことでもあります。
『教育的価値』 『感動』 は、リスクを見えにくくします。
教員は、リスクの確立と損害を見極めて、その活動がリスクを冒してまで行う価値のあるものなのか考えなければならないのだと実感しました。
先日 組体操事故がニュースなどで取り上げられ話題になりました。
本文の第一章でも『巨大化する組体操』として、組体操の危険性について論じています。
なぜ、こんなにも組体操の危険性が具体的に述べられているのに行われ続けているのか…。
様々な理由があると思います。
今は、なぜ学校はこんなにも異質な空間なのかと思います。
しかし、学校という現場に入ってしまえば、社会から見たらおかしなことも、おかしいと気づけなくなるような気がして恐ろしくなります。
だからこそ、学校がどのようなリスクをはらんでいるのか客観的な視点で捉えることができるようになりたいと感じました。
2015.10.28 高林 真衣