1月27日金曜日
父は、個室から6人部屋に移っていた。
点滴を外し、鼻のチューブ1本になっている。
翌土曜日は私は行かず、
母・兄・兄の息子の3人で面会。
父は車椅子に乗り、談話室で話したそうだ。
食事をしたらしい。良かった。
日曜日は、姉一家4人と私で面会。
父は姉の家族に丁寧に挨拶をした。
朝食は摂れなかったようだ。
姉が髭そりを試みたが、伸びすぎていて
上手くそれなかった。
月曜日は私ひとりで。
父にもうすぐ介護認定の更新だと伝えた。
主治医の先生から話があった。
父は肺炎を併発していた。
インフルエンザと肺炎は治ったが、
飲食ができないため、自宅へ帰ることは難しい。
本人に食べる意欲はあるのだが……。
認知症も少しある。
療養型病院に行くのはどうだろうか。
療養型病院って何だろう?
全く無知であった。
火曜日も私ひとり。
「昨日、事件があった。
大騒ぎしてご迷惑をおかけした」と父。
若い頃の父なら大いにあり得る。
看護師さんに聞いてみようと思った。
だが、それよりも
テーブルの上に置かれている
1組のミトンが気になった。
水曜日、母と面会に行くと、
父と荷物が消えていた。
すぐ上の5階の6人部屋に移動していた。
窓側で、景色が見えて良い。
父はミトンをはめていたが、
お互い黙っていた。
理学療法士の先生からの報告で、
父は今日、歩行器で30~40m歩いたが、
便が緩く大変だったらしい。
ふいに、
主治医ではない先生に話しかけられた。
病院内にある相談部に予約を入れ、
今後のことを相談してほしいと言う。
帰りに立ち寄り、
兄から予約を入れてもらう約束をした。
「インフルエンザが治ったから、
この病院は出なくちゃいけないんだね」
母に言うと、血相を変えて
「家に来られても困る。
歩けないなら看られない」
と強く主張した。
「それはわかってるよ。
お母さんが倒れちゃう」
きょうだいへ連絡し、それぞれが
療養型病院を調べ始めた。