なつかしいゆめ。
昔の夢を見た。
小さい頃、
母は動物が嫌いだと聞かされていた。
10代の時、
遊びに行ったお台場で売っていた
ビンに詰められたらウーパールーパーを
無理やり買って帰った。
両生類は人に懐かないので、
自分で買ってきたくせに
世話は全部母任せになっていた。
。。。動物が嫌いなはずの母が
『うーちゃん、うーちゃん
』とウーパールーパーを呼び、
餌を食べると嬉しそうにしていた。
そのうーちゃんを見つめる目は
動物嫌いの目ではなかった。
なんで、
動物嫌いと聞かされていたかの
真実を知ったのは
うーちゃんが2年目の夏を
越えられなかった時だった。
深夜のバイトをしてた私に、
大泣きする母から電話がきた。
『うーちゃんがうごかないの』と。
帰宅した時
そこには泣きはらした顔の母が。
『だから嫌なのよ。大事にしていて懐いてくれて家族だと思っていても、人間より先に逝ってしまうんだもの。』
だから、
動物なんか嫌いだ。と遠ざけていたんだと。
その時初めて知りました。
みるくさんを実家に連れて行く度
嬉しそうに抱っこする母。
彼女を泣かせないためにも、
みるくさんとしっかり生活
していかなければならないな。
みるくさんが長生きできるように。
もちろん、母も。
と、
みるくさんのいびきを聞きながら
うとうとしてるうち、
懐かしい昔の夢を見ました。
うん。
地元の夏祭りに行くときは
みるくさんも連れて行こう。
きっと、
嬉しそうに『みっちゃんも来たのー
』って言うだろうな。
うん。
そうしよう。
じゃ、
また寝ます。