いまになって、おもうこと。
1stシングルの『トリカゴ』の
歌詞を書いた時、
私自身がトリカゴの中にいた。
自分の運命からは逃げ出せない。
この状態は変えられない。
いつだって誰かのせいにして
自分を欺いてた。
でも、それじゃ駄目だって事は
自分が一番良く分かっていて、
そして、
その事実から逃げようとしてたんだ。
自分を救ってくれる何かが
いつか現れると。
そんな幻想を抱きながら。
けれど、
差し伸べられる手は
きっかけでしかないこと。
そして、
そのチャンスは多くはない。
それを知った時、
受け身で居る事を
やめようと決心したのかもしれない。
今も
本当はまだ
トリカゴの扉を自分で開けただけで
飛び立ってはいないのかもしれない。
でも、
まず開けた事が大事だった。
と思っている。
この先どうなるかは分からないけど、
自分なりのヴィジョンは
見え始めてる。
トリカゴは、
もういらない。