ぼけーっと

熱に

ぼやける頭で

昔の事を

思い出してた。







風邪フィルターは

恐ろしいもので

思い出さなくて

良いものまで

思い出してしまう。








走馬灯て

こんな感じ

なんだろか。











あの時は

まだ心が

幼くて

傷付け合う事しか

出来なかった人が

居た。











とても

とても

大事な

人だった。
















結局

僕には

君の寂しさを

埋めてあげる事は

出来ないんだ。











最後に

そう言って

行ってしまった。











そんな事は

なかったのに












でも

あたしには

行かなければならない

場所が在って

そんな自分を

曲げられなかった。












彼の

欲しがってる

言葉を

分かっていながら

口にしなかった。











あっちの道には

あっちの幸せが

あったに

違いない。











でも

選ばなかった。

選べなかった。


















そんな

想い出を

淡く

回想

してみた。












あたしは

今

幸せに

やってます。












そちらの

世界は

どうですか？